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笑いもありつつ、クオリティの高さが素晴らしい!『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮さんと浜崎慎治監督を迎え舞台挨拶開催!

2025年8月1日

銭湯で住みこみのアルバイトとして働くバンパイアが、血を狙い成長を見守っている少年の初恋が成就することを阻もうと、暴走する様をコミカルに描く『ババンババンバンバンパイア』が全国の劇場で公開中。8月1日(金)には、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマに吉沢亮さんと浜崎慎治監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『ババンババンバンバンパイア』は、秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載の奥嶋ひろまささんによる人気コミック「ババンババンバンバンパイア」を実写映画化。銭湯に住み込みで働く美青年の森蘭丸。その正体は450歳のバンパイアで、現在は銭湯のひとり息子である15歳のピュアボーイである立野李仁を狙っており、究極の味わいである「18歳童貞の血」を得られるようになるまで李仁の成長と純潔を見守る日々を送っている。ところがある日、李仁がクラスメイトの篠塚葵に一目ぼれしてしまう。李仁の恋が成就して純潔が失われるのを防ぐべく、決死の童貞喪失阻止作戦に乗りだす蘭丸だったが…
銭湯で働く美しきバンパイアの蘭丸を吉沢亮さん、蘭丸が狙う天真爛漫な少年である李仁を板垣李光人さん、李仁の初恋相手である葵を原菜乃華さん、蘭丸に積年の恨みを抱える兄の森長可を眞栄田郷敦さん、若き日の蘭丸に寵愛を注いだ織田信長を堤真一さんが演じる。数々の人気CMを手がけ、『一度死んでみた』で長編映画監督デビューを果たした浜崎慎治さんがメガホンをとり、テレビドラマ「ごくせん」シリーズの松田裕子さんが脚本を担当した。

 

今回、上映後に吉沢亮さんと浜崎慎治監督が登壇。大阪ならではの雰囲気を楽しみながら和やかな舞台挨拶が繰り広げられた。

 

現在、吉沢さんは、ほぼ毎日を大阪で作品の撮影をしており「良い街ですよね、大阪ねぇ。お世話になってまぁす」と馴染んでいる。撮影しているスタジオの近くには焼きそばが有名なお店があり、お好み焼きを一緒に頂き「関西を感じて楽しい毎日を過ごしております」と良き日々を過ごしているようだ。とはいえ、現在の大阪の暑さはひしひしと感じている。鳥取県出身の浜崎監督は「大阪は大都会だったんです。大阪がまぁまぁ日本の中心だ」と思っていたようで、幼い頃は、アメ村で都会らしさを感じていたようだ。かに道楽を前にしても「蟹が動いているだけで凄い」と驚き、鳥取にはないものの記憶も印象的に残っている。大阪の劇場でお客様を目の前にして、吉沢さんは「緊張するというか…入ってきた時のお客さんの反応は分かるので、テンションが低かったらどうしよう…」と不安もあったことを告白。とはいえ、好反応な拍手に一安心。浜崎監督は「笑いに対して厳しい土壌で育った方が多いと思うので、どう観てくださるのかな。厳しい目で観ているんじゃないかな」と怖くもあったようだ。

 

 

撮影現場について、浜崎監督は「基本的には、俳優の皆さんによるテストを観させていただいて、ほぼこういう感じだな、と。ある程度細かい指示はするんですけど、テストが相当いい感じだったので、やってみると、おもしろさが変わってきます。役者の皆さんが主導でやられていた」と振り返る。浜崎監督とは、2度目のタッグだった吉沢さんは、前作の印象として「行われているコメディは馬鹿馬鹿しく、くだらない笑いが流れている中で、普段はCMを撮られている監督なので、映像の強さやカメラワークの格好良さを感じたんです」と振り返り、今作について「特にライティング。体育館のシーンは、眞栄田郷敦と2人で対峙している画で、急にマジのバンパイア映画が始まったなぁ、という。無茶苦茶格好いいカットがいっぱいあって…笑いもありつつ、映像作品としてのクオリティの高さが素晴らしい」と讃えた。これを受け、浜崎監督は「前作から5,6年経っている。その時の座組は、オトナの人が多かった。今回は、座長としての吉沢さんがドン!としていらっしゃった。経験を積まれた顔をしていた。もう1,2段上がっている感じがした」と印象深く「背中で語るタイプ。共演者とべたべたする感じもない。でも、皆さんの芝居のレベルがこれで上がったな。皆さんが吉沢さんを見て芝居をされていたんだな」と受けとめている。

 

そして、今回は、本作を何度も観ないと分からない「バババクイズ」を実施。第1問は「吉沢さんが演じた森蘭丸は、板垣李光人さん演じる李仁を劇中で何度も”李仁くん”と呼びますが、はたして合計何回”李仁くん”と言ったでしょう」。浜崎監督は35回、吉沢さんは12回と回答。正解は、33回だった。第2問は「板垣李光人さんが演じた李仁も、何度も”森さん”と呼んでいますが、合計何回言ったでしょう」。浜崎監督は47回、吉沢さんは56回と回答。正解は、81回だった。そして、最後の問題は「蘭丸が纏っていたバンパイア衣装の重さは、何Kgでしょう?」。浜崎監督は3.8Kg、吉沢さんは5.2Kgと回答。正解は、6Kg、バンパイアのウイッグや牙を含めての重さとのこと。

 

 

最後に、浜崎さんは「公開して1ヶ月経ちますけど、嬉しいコメントを沢山いただいています。”鬼滅”っていう鬼がいますけど、吸血鬼という鬼もいますので、是非、鬼繋がりで観ていただきつつ…」と話題作を引き合いに出しながらも「応援上映が、ペンライトとか声出しOKで、この映画ならではだなぁ、と思って。そうったことが広がっていくと、皆が楽しめる」と多様な上映を楽しみしていることを伝えていく。吉沢さんは「大阪の皆様に楽しんでいただけて、非常に嬉しく思います。是非このコメディ映画を笑いの本場である大阪の皆様が共にこの作品を盛り上げていって下さると、この作品にとって嬉しいことだな」と思いを託し「皆さん、本当に…なんでやねん!」と嬉しさを込めたツッコミと共に舞台挨拶を締め括った。

 

映画『ババンババンバンバンパイア』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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