宇宙に行ったら、自分の目で地球を確かめてみたい…『星つなぎのエリオ』清野菜名さんを迎え舞台挨拶付き特別試写会開催!

宇宙に行けると信じるひとりぼっちの少年が、星のリーダーが集まる“コミュニバース”に地球の代表と間違われて転送され、個性的なエイリアンたちに迎えられる『星つなぎのエリオ』が8月1日(金)より全国の劇場で公開される。7月14日(月)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田で清野菜名さんを迎え舞台挨拶付き特別試写会が開催された。
映画『星つなぎのエリオ』は、『トイ・ストーリー』『リメンバー・ミー』『インサイド・ヘッド』等、イマジネーションにあふれた作品を送り出してきたディズニー&ピクサーによる長編アニメーション。何光年も離れた“星々の世界”を舞台に、ひとりぼっちの少年と心優しいエイリアンが繰り広げる冒険と友情を描く。好きなことにまっすぐな少年エリオは、何光年も離れた遠い星へ行ける日を夢見て、大好きな宇宙に思いを馳せていた。しかし、一番の理解者だった両親を亡くし、周囲の誰にも理解してもらえず、寂しい気持ちを抱えている。輝く星々のどこかに、“本当の居場所”があると信じ、毎晩のように星空を見上げていたエリオ。そんな彼の思いが届き、ある時、さまざまな星の代表が集う夢のような星々の世界”コミュニバース”に招かれる。エリオはそこで、心優しいひとりぼっちのエイリアンの少年グロードンと出会い、心を通わせて親友になる。やがて星々の世界を揺るがす脅威が迫るが、その危機を救うカギは、エリオとグロードンが交わした、ある約束にあった。『リメンバー・ミー』でストーリーアーティストを務めたマデリン・シャラフィアンと、『私ときどきレッサーパンダ』監督のドミー・シー、『リメンバー・ミー』で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3人が監督を務めた。日本語吹き替え版では、人気子役の川原瑛都さんと佐藤大空さんが、それぞれエリオ役とグロードン役の声優を担当している。
今回、上映前に清野菜名さんが登壇。御挨拶の後にはシアター内が暗くなり、お客様が光るブレスレットを振って、星空をイメージした空間を作り上げた。清野さんにとってはサプライズであり「すごい。宇宙みたいです。嬉しいです。綺麗。ビックリしました、台本に載っていなかったので」と喜んだ。
本作では、両親を亡くしたエリオの親代わりになる叔母であるオルガ役として声優に初挑戦となった清野さん。「自分も未だに信じられないぐらいのことが起きている」といった感覚で「今でもビックリしています」と告白。情報解禁前までは家族にも言えない状況であったことから、解禁後、情報を見た家族や友達が自分のことのように喜び、沢山のメッセージを送ってもらい、嬉しかった。初めて声優のお仕事をして「全部が大変でした。アニメーションの声優は今までの人生で経験がなかったので、まず、何をどうしていいか…分からないことも分からない。本当に何もかも初めて尽くしで…」と打ち明け「まず、オルガの口に自分の台詞を上手く合わせていく、という初歩的な部分も、慣れるのに精一杯で…この環境に慣れるのも精一杯というか…かなり難しかったです」と本音を語っていく。
涙するようなシーンについて、グロードンがエリオに「僕は、そのままの君が好きだよ」と声をかけるシーンを挙げ「あんなに純粋で何にも染まっていない子どもが、あんな綺麗な言葉をまっすぐかけられると、大人の自分としては凄く心にグッとくるところがあって…うまくやろう、とか、どうしても着飾ってしまう瞬間があるんですけど…上手くいかない時も自分だし…なんでも、そのままでいいんだ、と改めて思わせてくれた。本当綺麗な言葉で…その言葉にとても涙…でした」と話す。そして、宇宙飛行士になったことを想像してみると「自分が住んでいる地球を、宇宙に行って俯瞰から眺めてみたいです。本当に丸いのか、本当に青いのか、を実際に自分の目で確かめてみたい」とワクワクしていた。
また、質問コーナーが設けられ、星型のフリップを引いてみると「大阪で好きな食べ物は?」という質問が。とあるお店のラーメンを挙げ「大阪に来ないと食べられない。以前、お仕事で1ヶ月程滞在する時がありまして…その時にこのラーメンに出会って…毎日必ず〆で食べるルーティンで…忘れられない味ですね」とお気に入り。そして「好きな関西弁はありますか?」という質問には「知らんけど」と即答。「この言葉大好きです。使いやすいです。どんな言葉の最後にも使える、というか。”あそこはこうで、こうやったらいいんだよ、知らんけど”とか…なんでも最後につけると、責任がなくていいな」と気に入っており「”知らんけど”縛りというか…最後に付けて会話をすると、物凄く盛り上がるんですよね」と話し、馴染んでいるようだ。
最後に「エリオとグロードンの2人の透き通った綺麗な友情に注目して観ていただけたらな」と願い「観終わった後に、家族や友達、自分のことを大切に思ってくれている存在を改めて気づかされた作品でした」と自身の感想を添えて舞台挨拶を締め括った。
映画『星つなぎのエリオ』は、8月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

- キネ坊主
- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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