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セクシーブロンドのイメージを払拭できずにいた苦悩やスキャンダラスな私生活や謎多き死の真相に迫る『マリリン・モンロー 私の愛しかた』がいよいよ劇場公開!

2025年5月27日

©2023-FRENCH CONNECTION FILMS

 

“セクシーアイコン”として有名な女優マリリン・モンローの足跡を辿るドキュメンタリー『マリリン・モンロー 私の愛しかた』が5月30日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』は、時代を超えて愛され続ける女優マリリン・モンローの人生をとらえたドキュメンタリー。長年にわたりセクシーアイコンとして知られてきたマリリン・モンローだが、近年では新しい価値観のもと、自らのイメージを完璧にコントロールしセルフプロデュースした女優・ファッションアイコンとして再評価が高まっている。親の愛に恵まれなかった幼少期や性的虐待の傷を乗り越えながらモデルとしてキャリアをスタートさせ、女優を夢見ていた頃の初々しい姿から、典型的なセクシーブロンドのイメージから抜けだせずにいた大スターの苦悩、スキャンダラスな私生活、そして謎多き死の真相にも迫る。若い頃に恋人だったトニー・カーティス、バックダンサーとして撮影現場に参加したジョージ・チャキリス、「紳士は金髪がお好き」で共演したジェーン・ラッセル、俳優・コメディアンのジェリー・ルイスらが語る思い出や、元恋人や里親の娘といった近親者の証言、伝記作家や心理学専門家による分析などを通して、孤独な少女が大スターになるまでの軌跡を映しだす。

 

©2023-FRENCH CONNECTION FILMS

 

映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』は、5月30日(金)より全国の劇場で公開。関西では、5月30日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都や奈良・橿原のユナイテッド・シネマ橿原、6月14日(土)より大阪・十三の第七藝術劇場で公開。また、神戸・元町の元町映画館でも近日公開。

1950年代から1960年代初頭にかけて最も人気のあるセックスシンボルの1人であり、当時は性の革命の象徴といった印象があるマリリン・モンロー。だが、時代が進むにつれて、その裏側では、幼い頃からかなりの苦労をしてきた女性でもあることが知られるようになった印象があった。本作では、改めて彼女の生涯を知ることが出来る。そもそも、産まれた時から不遇な人生を歩んでいた。親に望んで生まれてきておらず、たらい回しにあっていたことを改めて知らされてしまう。だが、良くも悪くも、母親の職場で育ったことが、彼女の将来を決定づけていたようにも感じられる。その後、16歳で最初の結婚、第二次世界大戦中には軍需工場で働き、アメリカ陸軍第1映画部隊のカメラマンと出会い、ピンナップモデルとしてキャリアをスタートさせたのは、本作の原題の如く、ドリーム・ガールと云えようか。そして、映画への出演によってスターダムにのし上がっていきそうなところをスキャンダルに見舞われてしまうが、翻って注目を集めたのは良かったのか。だが、型に嵌められたイメージを脱するべく、活動し続けたことが功を奏しなかったのが何とも切ない。最終的には短き人生であったことに思い知らされ、観る者は如何ともし難い気持ちになってしまうだろう。彼女の真実の姿を伝えるべく本作が製作されたことが喜ばしいことであると願うばかりだ。

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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