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この映画が様々な場所を繋ぐツールになってくれたら…『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム2~』舞台挨拶開催!

2025年4月5日

TBSテレビやTBS系列の各局の記者やディレクターたちが、歴史的事件やいま起きている出来事、市井の人々の日常を追い続け、記録し続け、熱い思いとともにドキュメンタリー映画として世の中に発信し続けるために立ち上げられたブランド「TBS DOCS」。「TBSドキュメンタリー映画祭」は、TBS DOCSが手がけた至極の作品を集めた映画祭。テレビやSNSでは伝えきれない事実や声なき心の声を発信し続ける本気のドキュメンタリー作品に出会える場として、2021年より開催し、今回で第5回を迎える。関西では、3月28日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田と京都・烏丸御池のアップリンク京都で開催。4月5日(土)には、テアトル梅田で『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム2~』が上映され、古川流唯さん、國村諒河さん、高垣博之さん、関優樹さん、永遠さん、加藤青空さん、津村有紀監督を迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム2~』…

デビュー2年目。
泣いて笑った、アイドルたちのキラキラ物語。
名古屋発の11人のアイドルグループ「カラフルダイヤモンド」のデビュー2年目に密着。ドームツアーを夢見て共同生活をする彼らが、2024年メンバー全員で挑戦したのは、メンバー自身の経験を元にしたノンフィクションとフィクションを融合した舞台。自分自身の役と異世界で売れなくなったアイドル役を演じることで「自ら」そして「自らが生きるアイドル界」を見つめることに。キラキラと輝く彼らが映し出すリアルに迫る。

 

今回、上映後に古川流唯さん、國村諒河さん、高垣博之さん、関優樹さん、永遠さん、加藤青空さん、津村有紀監督が登壇。当初、登壇予定だった中下雄貴さんは体調不良により欠席となったが、中下さんの分まで盛り上げるべく、大いに賑わう舞台挨拶が繰り広げられた。

 

大阪での上映となり、古川さんは、関西弁で挨拶しながら、前作上映時に舞台挨拶をしたメンバーとは別のメンバーで来阪できたことに喜びを込めていく。本作の注目ポイントについて、國村さんは、なんばHatchでのシーンを挙げ「東名阪ツアーをさせていただいた時、来場者数対決をしていたんです。チームカラフルがその前の名古屋公演で負けてしまい、大阪は勝っておきたい、と前振りしていたけど、また負けてしまいました。その後の東京公演で、やっとチームカラフル勝ちました、というシンデレラストーリーを描いていただいた。このまま良い雰囲気で終わるのかな、と思ったら、その次のシーンに切り替わったら、沖縄ではしっかり負けていて…」と振り返り「その時の自分達が嬉しかったり悔しかったりした記憶がまたよみがえってきたな」と感慨深げだ。

 

チームダイヤモンドの永遠さんは「別で出させてもらっているDVDのいいとこどりみたいな映像を使ってもらっている。一瞬しか映っていないのに沖縄のイメージが強く残る感じだな」と印象深い。同じくチームダイヤモンドの古川さんは、当時は足を怪我していたこともあり、皆の楽しんでいる姿に苦汁をなめる思いをしたようだが「移動中に(舞台の)台本の読み合わせをしていました。なかなか全員が揃う機会がなかったので。沖縄から帰ったらすぐ稽古だったので、移動中も頑張って台詞をやりとりしていました」と練習の日々を思い出す。

 

同時に、その裏側では、チームカラフルの初稽古を行っていたようで、國村さんは「皆がミサンガを選んでいたり、タコスを食べていたりする思い出。稽古場ではピザを食べている映像しかなかった」とこの雰囲気の明暗を楽しんでいた。加藤さんも「(ピザ等を)頼む時も、大きいサイズにさせてくれたり、サイドメニューも注文させてくれた。普段できないから…」と喜んだ。津村監督も「コーラを御馳走になったりしましたね」と振り返る。関さんは、1年間に及ぶ撮影期間における髪型の変化を挙げ「(加藤)青空の髪型、自分で”インタビューの時の俺の髪型が気にくわねぇ”と言っていた。めちゃくちゃ怒っていたんだけど…」と明かす。これを受け、加藤さんは「パーマが残っていたセットだったんけど、分け目が全て一方に流れていた…」と吐露せざるを得ない。また、さらに髪型やネイルのイメチェンをした高垣さんは「(設楽)賢の部屋に僕の顔があるんですけど…実は、壁の曲がり角に、賢が買った僕の団扇があった。研究生の時の企画で作られたパネルを貼っていて、まだ取れていないんだ…頑丈だなぁ。もう1回観るなら、そこを観てほしいなぁ」とリピーターにも期待。永遠さんは、裏側映像が多用されていることに注目し「(小辻)庵君が裏側で小ボケをちょくちょくやっているので、耳を澄まして観てほしい。皆がインタビューを受けている時にフワッと庵君の小ボケが入ってくる」と紹介した。

 

中下さんが不在であるため、大阪のお客さんに向けて、加藤さんは「大阪での舞台挨拶を今回は初めてのメンバーで来させて頂きました。始めて来る場所にも沢山の人が集まって映画を観てくださって、僕達のことがちょっとでも広がっているのかな、と思って凄く嬉しかったです」と感謝の気持ちを伝えていく。

 

関さんは「僕達は名古屋で活動していて、必死に夢を追っている男の子達ではあるんですけれども、それをこうやって大阪という地にいる貴方に届けられることが凄く不思議であり、観ている皆さんにとっても不思議な光景なのかな、とも思います。大阪と名古屋の距離があるかもしれないんですけれども、きっとコレって大阪ー名古屋間の話だけじゃなくて、地球上には様々に頑張っている人がいて、様々がドキュメンタリーがあって、こうやって皆さんにお届けできるものがある。皆さんが生きていく中でも、このドキュメンタリーを観て、辛いことがあったり嬉しいことがあったりした時に、大阪でいる方も名古屋にはこんな子がいたんだなぁ…ココにはもっとこういう子がいるだろうなぁ、と…名古屋と大阪をつなぐツール、そして、いろんなところをつなげるツールにこの映画がなってくれたら嬉しいな。この映画を通して様々なことを感じて、これからも受け取ってくれたらなぁ」と思いを込めていく。

 

國村さんは、大阪への愛情を込めながら「大阪・関西の土地柄や人柄が良いなぁと思っています。今まで以上に笑い声が聞こえてきて、いるだけで明るくなれる街の感じが好きです。今日、初めてココの劇場で僕は舞台挨拶をさせていただいたんですが、スタッフさん方も凄く優しい。ずっとニコニコ見てくれていて、優しくて可愛らしいと思っていた。あったかさやこの街の活気を感じられて、来れて凄い良かった。舞台挨拶をすることが出来て、言葉を届けられて、凄く幸せでした」と万感の思いを伝えていく。

 

最後に、津村監督は、中下さんの”上辺じゃないから”というコメントを引用しながら「我々、様々な人と巡り合って仕事をしていますが、上辺の付き合いがけっこう多くて…処世術であることもありますが、そういうところではない踏み込んだ付き合いも大事だということをこの映画で届けられたら嬉しいです」と思いを込め、舞台挨拶を締め括った。

 

TBSドキュメンタリー映画祭2025」は、関西では、4月10日(木)まで大阪・梅田のテアトル梅田と京都・烏丸御池のアップリンク京都で開催。映画『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム2~』は、4月9日(水)13:55よりアップリンク京都でも公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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