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ツアーの旅路、死、家族の再生を映し出す森山直太朗さんのドキュメンタリー『素晴らしい世界は何処に』がいよいよ劇場公開!

2025年3月25日

©2025 SETSUNA INTERNATIONAL

 

森山直太朗さんのデビュー20周年を記念したツアー『素晴らしい世界』の記録映像を、森山直太朗自身のモノローグで再構成したドキュメンタリー『素晴らしい世界は何処に』が3月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『素晴らしい世界は何処に』は、シンガーソングライターである森山直太朗さんのデビュー20周年記念ツアー「素晴らしい世界」のライブ映像に、新規映像や新規楽曲を加えて製作されたドキュメンタリー。デビュー20周年を記念したツアー「素晴らしい世界」で全国を巡り、2022年から2年間をかけて計107本の公演を行った森山直太朗さん。その長い旅路の途中に、森山さんは父親の死に直面した。幼少期に体験した両親の離婚や家族への愛など、閉ざされた思いを胸に、“素晴らしい世界”を探し求める森山さんは、ツアーの最終地となる両国国技館公演を迎える。ツアー記録として撮影された映像と、森山さん自身による独白(モノローグ)をもとに校正され、両国国技館のライブ映像を軸に、死と再生の物語が描かれる。2019年に公開された森山さんのドキュメンタリー映画『人間の森をぬけて』も手がけた番場秀一監督が手がけ、ライブ映像と舞台裏、森山さんの音楽と素顔を真摯なまなざしで描き出す。

 

©2025 SETSUNA INTERNATIONAL

 

映画『素晴らしい世界は何処に』は、3月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば京都・二条のTOHOシネマズ二条、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSで公開。

森山直太朗さんが、”直太朗”の名義でインディーズとして活動していた頃からLIVEのステージを観ていた。その後、メジャーデビューし音源のリリースを続けながら、コンスタントにツアーを重ねてきている。そして、2008年に発表された楽曲「生きてることが辛いなら」が良くも悪くも物議を醸し話題になると共に、彼のLIVEが音楽ジャーナリズムの中でも語られるようになっただろうか。1人のシンガーソングライターによるLIVEでありながらも、独自のLIVE哲学があることも評されるようになっていった。独自の世界観を構築したステージの内容について、賛否両論がありながらも、注目の的になっていったことに違いない。本作では、デビュー20周年を記念したツアー「素晴らしい世界」の最終公演である両国国技館でのステージを中心にして、森山さんの半生を描いたような作品として作り上げられている。ハコの構造上、ホールの中央に正方形のステージを作り、人生を振り返るようにグルグルと回りながら楽曲を披露していく。同時に、半生を回帰するようなアーティフィシャルな映像も挿入していく構成になっている。気づけば、単なるLIVE映像作品ではなく、ドキュメンタリー映画としてじっくりと制作されていることにもハッとさせられていく。森山さんにとって、素晴らしい世界は何処にあったのか、ステージの上にあったのか…その答えは、観る者に委ねられる。映画館ならではの音像空間で是非とも体感してみよう。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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