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“推すこと”からポジティブなパワーを広げたい!『顔だけじゃ好きになりません』宮世琉弥さんと耶雲哉治監督を迎え大ヒット御礼舞台挨拶開催!

2025年3月15日

オタク女子が推しの先輩男子の退学を阻止するため、学校公式アカウントのフォロワー10万人を達成させようと奮闘する『顔だけじゃ好きになりません』が全国の劇場で公開中。3月15日(土)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田に宮世琉弥さんと耶雲哉治監督を迎え、大ヒット御礼舞台挨拶が開催された。

 

映画『顔だけじゃ好きになりません』は、白泉社「花とゆめ」連載の安斎かりんさんによる人気コミックを、『恋わずらいのエリー』の宮世琉弥さん主演で実写映画化したラブコメディ。整った顔が大好きなオタク女子・才南(さな)の“推し”は、学校一顔が良い青髪の奏人(かなと)先輩。ある日、校内で奏人と遭遇した才南は、授業をさぼりすぎて退学寸前に陥った奏人から、SNS運営を手伝ってほしいと依頼される。学校公式アカウントのフォロワー数10万人を達成すれば奏人の退学が撤回されると知った才南は、自分が“中の人”だとバレないよう極秘ミッションに挑むことに。奏人の“こじらせかわいい”素顔を知り、思いを募らせていく才南だったが、クラスメイトの土井垣に2人の関係を気づかれてしまい…
『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の久間田琳加さんがヒロインの才南を演じ、ダンス&ボーカルグループFANTASTICSの中島颯太さん、ドラマ「十角館の殺人」の米倉れいあさんが共演。『ライアー×ライアー』『映画刀剣乱舞』の耶雲哉治監督がメガホンをとった。

 

今回、上映後に宮世琉弥さんと耶雲哉治監督が登壇。会場では大歓声が上がる中、顔が良すぎる青髪男子の宇郷奏人を演じた宮世さんは「宮世琉弥です。よろしくお願いします。あ、これ言いたかったんですよ。皆さんお足元が悪い中、来てくださってありがとうございます」と紳士的に挨拶。「語彙力高めでしたね」と会場の笑いを誘った。耶雲監督は「皆様今日はあいにくの天気でしたが、この映画と舞台挨拶を通して、皆さんの心が晴れ渡るように今日は頑張っていきますので、お願いします」とさらに“豊富な!?”語彙力を使い対抗するように挨拶。普段からの仲の良さがにじみ出る2人だったが、会場に監督の名前パネルを見つけ、関西ならではの熱い空気感を受け取っていた。

 

「青髪ビジュの奏人先輩にドキドキしっぱなし!」「好きなものを好きって言えるってかっこいい!」など映画の反響について宮世さんは、「嬉しいですよね。素直に。僕も、こんなモテる学生生活が良かったです」と呟き、実際モテなかったんですか?と問われると「いや、まあまあまあ・・・ある程度はモテましたけど」と少し照れながら答えた。劇中で挑戦した青髪について「自分ではわからなかったんですけど、周りからすごく似合ってるよ!って言ってもらって、自己肯定感を高めていました」と明かした。

 

 

本作に対する特に印象的な感想・口コミについて、監督は「届いてます!僕も宮世くんもエゴサするんですけど、原作ファンの方が見に行って、『さらにこの顔好きが好きになりました』とか『漫画のコマとコマのアクションが、上手く具現化されていた』など嬉しい感想が並んでいて、原作ファンに届いたっていうのが嬉しいですね」と答えた。そこから、XやInstagramの推し活の話になると、宮世さんが「僕が投稿すると、2秒後くらいに1!とか2!とかコメントされるのがわからなくて…そのオタクの方の気持ちがまだ共感できないんです」と日頃の疑問を明かした。それに対し、監督が「それは一番に来ました!ってことを知ってほしいんだよ」と答えると「なるほど!今共感できました」と納得した様子に。

 

推し活の楽しさや、好きな人に好きと伝える楽しさなど、ポジティブなパワーをもらえる作品で2時間ずっとパワーをもらえて幸せでしたという声に、監督は「今回原作を読んで、才南ちゃんのパワーの源が“人を応援する”っていうことで、そうすることで自分の中にもまたパワーが湧いてくると思ったので、しゃべり続けるキャラクターにしました」と説く。そして、会場にいる宮世さんのファンを見ながら「推しを応援するパワーがそれこそ宮世くんに届いてパワーになっていますよね、推し活っていいことだらけだと思います。」と言い、宮世さんも「僕もイベントに行った時とか、歓声を浴びることで、元気をもらってるんです。そのときのキャーと歓声をもらっている動画も見返したりして。皆さんの声援や応援が元気の源になっています」と明かした。

 

 

写真が趣味の宮世さんに対してSNSでバズる写真を撮るとしたら大阪で何を撮影したいかと聞かれると「クイズ形式で撮りたいです。例えば太陽の塔の一部分だけ撮って、大阪のここはどこでしょうってSNSにあげる」とファン参加型の回答を披露。意外な答えに会場ではざわめきが起こった。さらに、今回の舞台挨拶では特別に、映画の主題歌「Almond chocolateの歌詞にちなみ【私だけが知っている、「#映画顔好き」の○○だけじゃない魅力】をPRするために、映画公式SNSにて一般の方に事前に質問が募集されており、その質問に対して宮世と監督が答えることに。まず「奏人先輩のバックハグや、心の声を漏らす多くの沼シーンでこだわったキュンポイントはありますか?」という質問に対して、宮世さんは「ほかの女の子に見せない、才南だけへの笑顔などの表情がポイントです」とコメント。監督も「才南にだけ向ける笑顔の部分は、とても良かったよね。ギャップを大事にしていて、才南にだけ見せる笑顔や、弱い表情だったり、拗ねてる感じとかキュンとしたし、才南の言葉に奏人が揺れる顔とか、細かい表情が、僕的にはキュンとしました」と話した。

 

最後に、監督は「この映画は、“推し!”“推す!こと”、“堂々と好きなことを好きだということ”が、エネルギーになり、ポジティブなパワーになるからやっていきましょうっていう思いで作りました。さっき宮世くんが言ったように、歓声があるだけで、応援してもらうだけですごく元気になると同時に、応援する側も同じだけエネルギーをもらっているんだなと感じていて。だから、映画の中でも応援している、推すことで才南も元気になっていく。推しを推すことでいいことしかない!ということを伝えたかったので、この映画を見ていいな。好きだな。と思ってもらえたら、ぜひその気持ちを堂々と大きな声で広げていただければなと思います」と挨拶。宮世さんは「この映画は、好きということを全力で伝えることは、かっこいいことなんだと教えてくれる作品です。前半はラブコメで、後半には才南や奏人の心がだんだんと開いてきて・・・ヒューマンドラマになっていく、2種類の味が楽しめると思います。観たりないよ!という方は、ぜひもう一度映画館で見てほしいです。また、素敵だなと思っていただけた方は、周りにお勧めしていただけたらなと思います。ありがとうございました」と挨拶し、会場があたたかい拍手に包まれる中、舞台挨拶は幕を閉じた。

 

映画『顔だけじゃ好きになりません』は、全国の劇場で公開中。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランドや岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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