国連平和維持活動のために組織され、平和的に紛争を解決する警察部隊を描く『FPU ~若き勇者たち~』がいよいよ劇場公開!
©2024 Zhongzhong (Huoerguosi) Films Co., Ltd. & Wanda Pictures (Huoerguosi) Co., Ltd. All Rights Reserved
紛争が激化するアフリカを舞台に、平和維持のために派遣された隊員たちの命懸けの任務を描く『FPU ~若き勇者たち~』が1月10日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『FPU ~若き勇者たち~』は、国連平和維持活動のために組織された中国の警察部隊「FPU(Formed Police Unit)」の死闘を描き、中国で大ヒットを記録したアクション映画。中国の組織警察隊FPUは国連から要請を受け、政府軍と反政府組織の武力紛争が激化するアフリカへ派遣される。チームワークを重視する分隊長ユーや正義感が強い狙撃手ヤンら精鋭メンバーたちは最も危険な地域に足を踏み入れ、逃げ場をなくした人々の安全確保に尽力する。大量虐殺やテロ攻撃、暗殺、暴動、人質事件などさまざまな困難に立ち向かい、何度も命の危険にさらされながらも、現地の人々の平和を取り戻すため、そして隊員全員が無事に帰国するために戦い続ける。そんな彼らの前に、思わぬ運命が待ち受けていた。
本作では、テレビドラマ「陳情令」でブレイクし、映画『無名』『熱烈』等で活躍する俳優ワン・イーボーが狙撃手ヤン、『オペレーション:レッド・シー』のホアン・ジンユーが分隊長ユーをそれぞれ熱演。『インファナル・アフェア』シリーズの監督アンドリュー・ラウが製作総指揮に名を連ね、武術監督出身のリー・タッチウが監督を務めた。
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映画『FPU ~若き勇者たち~』は、12月20日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OS等で公開。
国連、欧州連合、アフリカ連合などの国際機関が平和維持活動を支援するために使用する法執行部隊であるFPU(Formed Police Unit)は実際に存在する。FPUは、国連加盟国によって組織され各組織の権限の下で展開される人員で構成されている。中国では2000年から世界13地域に2700人を派遣し、現地の平和回復と維持に貢献してきた。本作では、アフリカの某国に派遣された中国FPUが他国のFPUと連携しながら、平和に治め、危険な事態が起こった際には鎮圧するために果敢に取り組んでいる姿を描いていく。今作で描かれる中国FPUは、個々人の実力は長けているが、隊としてのチーム連携力となれば成長していく過程にある、という設定だ。敵の勢力を抑えるためのきっかけを掴めば我が先に進みたい気持ちは十二分に分かるが、チームワークを考えると、秀でたアクションではないのかもしれない。どういった状況下においても如何にしてベストな仕事が出来るか、といったことも考えさせてくれる。しかし、窮地に陥った時にこそ、秀でた能力が皆を助けることも大いにあり得るだろう。現実のFPUで、実際にどのようなことが起こっていたか計り知れないものがあるが、それでも世界に貢献してきた姿を本作を通じて体感してみたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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