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香港の高級ホテルの関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流を通じて“禁断の快楽”へいざなわれていく『エマニュエル』がいよいよ劇場公開!

2025年1月7日

©2024 CHANTELOUVE – RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHE FILMS

 

現代を舞台に、セレブが集う高級ホテルに仕事で滞在する夫人の交流を描く『エマニュエル』が1月10日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『エマニュエル』…

ホテルの品質調査の仕事をするエマニュエルはオーナー企業から依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながら査察をすることに。サービスも設備もほぼ完璧で最高評価の報告書を提出するエマニュエルだったが、ランキングが落ちたことが許せないオーナーは経営陣のマーゴを懲戒解雇できる理由を見つけるよう、エマニュエルにマーゴの粗探しを命じる。ホテルの裏側を調べはじめたエマニュエルは、怪しげな宿泊客や関係者たちと交流を重ねるなかで、自身の内なる欲望を解放させていく。

 

本作は、1974年に映画化され日本でも大ヒットを記録したエマニエル・アルサンの官能小説「エマニエル夫人」を、『あのこと』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞したフランスのオドレイ・ディワン監督が、舞台を現代に移して新たに映画化。『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルランが主演を務め、『インポッシブル』のナオミ・ワッツ、『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』など監督としても活動する俳優ウィル・シャープ、『シャドウハンター』のジェイミー・キャンベル・バウアー、『インファナル・アフェア』シリーズのアンソニー・ウォンが共演がした。

 

©2024 CHANTELOUVE – RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHE FILMS

 

映画『エマニュエル』は、1月10日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

公開当時、日本でも一世風靡した『エマニエル夫人』。リアルタイムではなく、TVで放映された時に冒頭シーンだけを見たことがあるが、官能シーンをアート映画の如く描いており、よく理解できなかったことを憶えている。その印象は大きく、本作はリメイク版ではなく、21世紀に作られた全く別の新作映画と表しても、相違ないだろう。冒頭にエマニュエルが男性を誘惑していくシーンが映し出されるが、基本的には、ホテルの品質調査の仕事をするエマニュエルの姿を描いていく。所謂”お仕事映画”としても扱える作品だ。ホテルマンの厳しく評価しながらも、トラブルに遭遇した際には、お客様に可能な限り迷惑をかけないように楽しんでもらうために勤しむ姿も映し出していく。とはいえ、高級ホテルには、セレブリティだけでなく、妖しげなお客さんがいるのは本作ならでは。ホテルにとっては迷惑な客ではあるが、敢えて黙認している理由について考えると一癖も二癖もあるようだ。さらに謎の客も現れ、その謎に導かれるようにエマニュエルがさらに快楽へと引き寄せられていく。『あのこと』のオドレイ・ディワン監督が手掛けていることもうなずけるように、2020年代に作られた本作の魅力を堪能してみてはいかがだろうか。

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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