ある一家が体験する“恐怖の週末”が描かれる『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』がいよいよ劇場公開!
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旅行先で意気投合した家族の自宅に招待され、もてなしを受けていた一家が、思いがけぬ状況に陥っていく様を描く『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』が12月13日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』…
ロンドン在住のアメリカ人ベンと妻ルイーズ、娘アグネスのダルトン一家は、イタリア旅行中に意気投合したイギリス人パトリックと妻キアラ、息子アントの一家に招待され、彼らが暮らす田舎の農場で週末を過ごすことに。人里離れた自然豊かな環境で楽しく過ごすダルトン一家だったが、次第にパトリックたちの“おもてなし”に違和感を抱きはじめる。一見仲のよさそうなパトリック一家の異常さが徐々に浮かびあがるなか、ダルトン一家は想像を絶する恐怖へと引きずり込まれていく。
本作は、2022年製作のデンマーク・オランダ合作映画『胸騒ぎ』をジェームズ・マカボイ主演でリメイクしたサスペンススリラー。恐ろしいおもてなしをするパトリックをマカボイが怪演し、『ナイチンゲール』のアシュリン・フランシオーシが妻キアラ、『ジャッキー・コーガン』のスクート・マクネイリーがアメリカ人のベン、『ターミネーター ニュー・フェイト』のマッケンジー・デイビスが妻ルイーズを演じた。監督は『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』のジェームズ・ワトキンスが務めている。
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映画『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』は、12月13日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、兵庫・神戸の109シネマズHAT神戸やOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。
東宝東和から試写会に招待されました。
日本では今年5月に公開されたデンマーク・オランダ合作によるヒューマンホラー『胸騒ぎ』。ある善良な家族を襲う悪夢のような週末を描いており、観終えた時には嫌な気持ちしか残らなかった。そんな印象が大きく残っている『胸騒ぎ』がブラムハウス・プロダクションズが製作し、相対する家族の父親をジェームズ・マカヴォイが演じるなんて、なんと最高のキャスティングだろうか。笑顔の裏に潜む狂気を体現したかのような演技を十分に期待できる。いや、想像以上に見事に演じ切っていた。
というわけで、『胸騒ぎ』を観ていた者ならば、次はこうなるよね、とワクワクしながら本作を鑑賞できる。基本的なストーリー展開は『胸騒ぎ』と同じである。どこで狂気のスイッチが入り始め、どのようにして、地獄に沈んでいくような状況から抜け出すことが本当に出来るのか、どうしても出来ないのか。リメイクでありながら、これほどまでに次の展開にワクワクしながら観続けられる作品も久しぶりではなかろうか。だが、あくまで本作は、ブラムハウス・プロダクションズ製作だ。単純なおもしろさだけの作品を手掛けるはずがない。リメイクする意義がある作品を選び、如何にしてブラムハウスならではの手腕を発揮するはずだ。プロダクションの作品の中で、どういった作品が高く評価され傑作といわれてきたか。これ以上のことはココには書けないが、最後まで存分に楽しむことが出来る作品としてオススメしておきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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