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今まで積み上げてきたものが全部詰まっているので、絶対おもしろい!『キングダム 大将軍の帰還』全国完成披露試写会開催!

2024年6月25日

秦と趙の総力戦を繰り広げる馬陽の地で、突如出現した趙の総大将から致命傷を負った信と仲間たちが脱出を図る一方で、趙に潜む軍師と秦軍の将軍が衝突する『キングダム 大将軍の帰還』が7月12日(金)より全国の劇場で公開される。6月23日(日)には、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田でキングダム全国完成披露試写会が開催された。

 

映画『キングダム 大将軍の帰還』は、原泰久さんの人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズの第4作。春秋戦国時代の中国。馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信たちの前に趙軍の真の総大将である龐煖が突如現れた。自らを「武神」と名乗る龐煖の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。一方、その戦局を見守っていた総大将の王騎は、龐煖の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師である李牧の存在を感じ取っていた。信役の山崎賢人さん、嬴政役の吉沢亮さん、楊端和役の長澤まさみさん、王騎役の大沢たかおさんらレギュラーキャストに加え、前作から参加した龐煖役の吉川晃司さん、李牧役の小栗旬さんらが続投。新木優子が謎多き武将である摎役で新たに出演する。監督も引き続き佐藤信介さんが務め、原作者の原さんも1作目から通して脚本に参加している。

 

今回、まずは上映前に山﨑賢人さんと大沢たかおさんが大歓声の中で登壇。昨年の『キングダム 運命の炎』公開に合わせて来阪して以来となり、山﨑さんと大沢さんは”帰還”した気持ちを伝えていく。山﨑さんは「嬉しいです。本当にこれだけの皆さんの熱気を感じて『キングダム』がこれ程皆さんに愛してもらっているんだなぁ、と改めて感じて嬉しく思っています」と感慨深げだ。大沢さんも「去年の『運命の炎』の時から『大将軍の帰還』の公開は決まっていたので、”来年は我々の最終章の勝負だな”と思いながら御挨拶して、そこから1年が経ちました。今日、これ程の熱気の中に迎え入れてもらって嬉しく思います」と伝えた。

 

 

『キングダム』シリーズを振り返り、山﨑さんは「1作目で初めて大沢さんにお会いしたのが7年前。そこから考えると、7年間ずっと、もう1つの人生のように信を生きてきた。ずっと大沢さんが王騎将軍として、大沢さんとして傍にずっと居て下さった。いっぱい喋れるようになりました」を思い返す。大沢さんは「この7年、山﨑君がさらに男前になっていった。体もどんどん筋肉質になっていった。変化していく様が、信の成長と同じように、山﨑賢人という俳優が格好良く成長していくのを横で見れて、素晴らしい7年だったな」と印象深い。

 

先日、東京でワールドプレミアとして完成披露上映が行われており、山﨑さんは「ずっと応援して頂いている。『大将軍の帰還』を一足お先に観て頂いた方から”最高だった”と言ってもらえた。本当に嬉しいですね」と大喜びだ。大沢さんも「良い反響だった。我々の魂を込めてずっとやってきた結果なので、今日観てもらえることを楽しみにしている。皆も同じように7年間応援してくれていた人達なので、一つの”最終章”といわれる『大将軍の帰還』を様々な思いで一緒に育ってきたので、楽しんで受け取ってもらえれば」と期待している。

 

 

そして、摎役の新木優子さんが登壇。久しぶりの来阪となり「皆さんの熱量に凄く圧倒されつつ、嬉しい気持ちで一杯です」と感激。山﨑さんと大沢さんの登壇時の歓声には驚いており「皆さんの熱量が伝わってきた。素敵だな」と印象的だった。本作へのオファーを受けた際には「第1作目から劇場へ観にいって『いつかこんな素敵な作品に出させて頂けたら嬉しいな、と思っていた作品だったので、オファー頂いた時は本当に嬉しかったです」と喜んでいた。撮影について「本当に大変でしたね。馬上でのアクションは初めての経験だった。そもそもアクション自体が馴染みが無かったので、一生懸命に何度も練習して出来たなぁ。ほとんど1からといっても過言でないですね」と話し、大変さが伝わってくる。新木さんのアクションを本編で観た山﨑さんは「無茶苦茶格好良くてビックリしました。地面の上で刀を斬るだけでも大変なのに、馬の上に乗って(体を動かしながら)めちゃめちゃ格好良いですね」と表現していく。大沢さんも「本当にビックリしましたね、それしか言えなくて。通常、女性で馬でのアクションは勿論吹替でやるのが当たり前なんです。観終わった後に『コレ、吹替じゃないんですか!?』と聞くぐらい。御本人が演じられた、と聞いてビックリした。とにかく危険で物凄く危ないんですが、御本人の意思もあり演じてもらった。彼女の摎を演じる上での本気度を感じました」と驚くばかり。大沢さんと共演した新木さんは「撮影現場で王騎としての大沢さんと初めて対峙した時に『王騎がそこにいた!本当に王騎って存在するんだ』と思った。迫力があったり、何とも言えない王騎の暖かく包み込んでくれる空気感だったりが大沢さんの体から滲み出ていた。それまでは色々考えながら撮影現場に入ったんですけど、全く何も考えずに王騎と摎として向き合うことが出来たのは、大沢たかおさんの存在があってこそだなぁ。現場の皆さんが頼りにしているのが分かりましたね」と印象深かった。大沢さんは、新木さんについて「本当に素晴らしい。1作目を撮っている時から摎とのシーンはずっと楽しみにしていた。そこが王騎にとっては凄く大事なシークエンス。いつ出来るんだろう、とずっと思い、最終章で御一緒できることになった。現場に行った時に、そこには荒木さんではなく摎がスッといる姿を見て心が震えた。この子との関係が後の運命を決めていく、と心から信じられた人だった」と感謝している。山﨑さんは「『キングダム』の中で数少ない女性の戦士。その格好良さや心の部分の強さも『摎、めっちゃ格好良いなぁ』と思う姿で最高でした」と太鼓判を押す。

 

 

アクションシーンについて、大沢さんは「僕のシーンはサラッと観て頂いて…オープニングが始まって直ぐからとんでもないアクションが始まるんです。この作品はクライマックスの連続なので。その中の一つに僕と吉川さんのアクションがあるんですけど、その辺りはサラッと観て頂いて…」と謙遜。新木さんは「本当に迫力が凄い。龐煖と王騎との撮影シーンだけで5日間かかった、と聞いて、それだけ時間も体力も全てを費やした戦いだったんだな、と映像で沢山伝わってくる」と期待すべきシーンを紹介。

 

改めて、今作について、山﨑さんは「1作目から積み上げてきたものが今回は集大成として、スタッフ・キャスト・観て頂いたお客さんが一緒になって思いが載って最高の作品になっている。『運命の炎』のラストから続いているので、最初からクライマックス。王騎将軍と龐煖の戦いは今までの日本映画に無かったようなヘビー級の戦いで物凄い映像になっている」と期待を込めていく。大沢さんは「今回、集大成と言われているのはその通りで、1作目から応援して頂いた皆さんの期待を遙かに超えないと、この『大将軍の帰還』をやる意味がない、という空気感が現場に凄くあった。今までと同じ努力や準備では駄目だ。これ以上出来ないぐらい山﨑君もアクションの練習や現場でも取り組んだ。僕自身も、もうこれ以上出来ないぐらいスタッフ達と皆で一つになって作った。僕等の7年間の叫びを是非受けとめてもらえれば」と願っている。新木さんは「いちファンとしても感慨深かったです。出来上がった映像を観た時に一瞬席から立てなくなるぐらい、最初から最後まで様々なドラマがあり、感動ポイントがあり、本当に、集大成なんだなぁ、と最初からヒシヒシと伝わってきた。こんなにあっという間で、まだ観たいと思える作品は素晴らしい。私自身が出演していても感動できる作品だった。皆さんにも体感して頂ける作品になっているんじゃないかな」と期待を寄せていく。

 

最後に、大沢さんは「とにかくこの作品を観て頂くことが一番良い。僕等が何かを言うよりも、とにかく完成した作品が一番パワフルだし、一番僕等のメッセージがこもっているので、是非楽しんで観て頂ければ」とメッセージ。山﨑さんは「今まで積み上げてきたものが全部詰まっているので、絶対おもしろいので観て下さい」と伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『キングダム 大将軍の帰還』は、7月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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