エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を描く『プリシラ』がいよいよ劇場公開！

2024年4月9日

エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラの回顧録「私のエルヴィス」を基に、エルヴィスと恋に落ちた主人公の波乱万丈な人生を、プリシラの視点で描く『プリシラ』が４月１２日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『プリシラ』は、エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが１９８５年に発表した回想録「私のエルヴィス」をもとに、世界的スターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描いたドラマ。１４歳の少女プリシラはスーパースターのエルヴィス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅でエルヴィスと一緒に暮らし始める。これまで経験したことのない華やかで魅惑的な世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼のそばでともに過ごし彼の色に染まることが全てだったが…

本作は、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』のソフィア・コッポラ監督が手掛け、『パシフィック・リムアップライジング』のケイリー・スピーニーが主人公プリシラの心の変遷と外見の変化を繊細に演じ、２０２３年の第８０回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。『Saltburn』『キスから始まるものがたり』のジェイコブ・エロルディがエルビスを演じた。フランス出身のロックバンドPhoenixが音楽を手がけ、美しく精巧な美術と共に１９６０～７０年代の空気を再現している。

映画『プリシラ』は、４月１２日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

近年の作品では、『エルヴィス』にてエルヴィス・プレスリーの半生を知った方も多い。本作では、１９５９年９月１３日、当時１４歳の少女プリシラが、アメリカ陸軍に兵役中であったエルヴィス・プレスリーとパーティー会場において出会ったことから始まっていく。既にスーパースターだったエルヴィスと出会えるとは、思っていなかっただろう。２人は瞬く間に恋に落ち、エルヴィスは少女のプリシラを丁重に扱っていく、まるで汚らわしいものにふれないように。さぞお姫様のような気分だっただろう。学校を卒業した際には、箱入り娘かのように他の誰とも接せらないようにもしていた。とはいえ、エルヴィスは、数か月に及ぶツアーや映画出演によりプリシラの傍にいることは決して長くないのだ。ゴシップがいくつも報じられ、本人は否定を重ねるが、本当に彼を信じることが出来ただろうか。史実を知っている者であれば、プリシラの行く末を慮って観る方も多いことだろう。あくまでも、本作は、プリシラの回想録を基にして、彼女の視点を以てストーリーが展開していく。気づけば、現代においても同じような人生の１頁を歩んだ方がいたことを思い出した。いつの時代においても、パートナーがいかなる人物であっても、自身の人生を歩むことが大切であるか伝えてくれる作品であった。

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