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愛犬救うため闇バイトの世界へ潜り込む『シモキタブレイザー』がいよいよ劇場公開!

2024年2月13日

©2023 MONKEYSPICE.INC

 

愛犬の手術費用を稼ぐために、強盗の闇バイトに参加した貧しい若者たちが持ってきた伝説のレコードをめぐって、大人たちが動き始める『シモキタブレイザー』が2月16日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『シモキタブレイザー』は、東京・下北沢を舞台に、往年のフォード、ランボルギーニ、マクラーレンなどの名車が多数登場してカーチェイスを繰り広げるクライムコメディ。タトゥアーティストのKENは、相棒のSMOKYが栽培する大麻の販売でなんとか生計を立てているが、愛犬ブービーに悪性の腫瘍が見つかり、高額の手術代が必要となってしまう。手術代を稼ぐために2人はネットで見つけた闇バイトに手を出し、宝石店に強盗に入る。そこで店内に飾られていたレコードが気に入ったKENは、宝石とともにレコードを盗んでしまう。しかし、そのレコードは時価数億円を軽く超える伝説のレコード「シモキタブレイザー」だった。伝説のレコードをめぐり、事態は宝石店の極悪オーナー、シモキタ署の刑事たちをも巻き込んだ大騒動へと発展していく。

 

本作では、KEN役をボーイズグループ「VOYZ BOY」の元メンバーで、『東京リベンジャーズ 血のハロウィン編』に出演した佐藤嘉寿人さん、SMOKY役を舞台「ハイキュー!!」シリーズの赤名竜乃介さんがそれぞれ演じる。監督は『灰色の壁 大宮ノトーリアス』を手がけた、下北沢出身の安藤光造さん。

 

©2023 MONKEYSPICE.INC

 

映画『シモキタブレイザー』は、2月16日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都や神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

下北沢を舞台にした青春恋愛映画は近年も多く公開されてきたが、クライムコメディといったジャンルの作品は珍しい。しかもあの界隈をヴィンテージ・カーがぶっ飛ばしていくのは爽快で、CGがありながらも、よく実現させたなぁ、と感心してしまう。とはいえ、下北沢の重要スポットは抑えた上でのロケーションなので、馴染みの場所が映るのは嬉しいものだ。ストーリーとしては、愛犬の手術費用を捻出するために闇バイトに手を出してみたら、ヤバそうな奴らに追いかけられてしまう、といったもの。しかも、本来の目的とは違い、幻のレコードが紛れ込んできてひっちゃかめっちゃかの大騒動へ…クライマックスの後には、意外な人物に気づかされたり、オチの落としどころが納得できたり。低予算作品ながらも下北沢出身の監督が出来る限りにやりたいことを詰め込んだ爽快な作品に仕上がっている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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