ボブ・マーリーの母国ラストライブを収めたドキュメンタリー『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター』がいよいよ劇場公開!
©2022 Stefan Paul All Rights Reserved
レゲエの先駆者ボブ・マーリーが、母国ジャマイカで行ったラストライブを映像化したドキュメンタリー『Reggae Sunsplash』を、デジタルリマスター版で上映する『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター』が2月9日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター』は、レゲエミュージシャン、ボブ・マーリーの母国ジャマイカでのラストライブを映像化したライブドキュメンタリー。ドレッドヘアーに赤・黄・緑のラスタカラーの服を身にまとい、ラスタファリアニズムの象徴として世界中に知られたボブ・マーリー。“反逆”のカリスマとなり多くのミュージシャンに影響を与えたが、1981年に36歳の若さでこの世を去った。彼にとって母国ジャマイカでの最後のライブとなった1979年7月の第2回レゲエ・サンスプラッシュの模様を記録。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズによる圧巻のパフォーマンスをはじめ、ピーター・トッシュ、サード・ワールド、バーニング・スピアが出演する。さらにボブ・マーリーの貴重なインタビュー映像も収録し、差別を嫌い本当の平和を願う剥き出しのメッセージを映し出す。
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映画『ボブ・マーリー ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ レゲエ・サンスプラッシュ デジタルリマスター』は、2月9日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都や神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
アメリカでは2月14日、日本でもその後に公開されるボブ・マーリーの伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』。その前に本作を通じて、ボブ・マーリー、そして、レゲエ、レゲエという音楽が生み出されたジャマイカを知ることが出来る。ボブ・マーリーについて伝えるドキュメンタリー作品もいくつかあった。2012年に日本で公開された『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』は、まさにボブ・マーリーがレゲエを通じて平和をもたらしたことを伝えてくれる貴重で素晴らしい内容だったことを憶えている。本作では、1979年7月に開催された第2回レゲエ・サンスプラッシュでのボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ、ピーター・トッシュ、サード・ワールド、バーニング・スピアのステージを映し出すと共に、当時のジャマイカで最底辺で暮らす人々の様子を伝え、良くも悪くもとある植物によって生計を立て、それらの文化をベースにしてレゲエが生み出され、如何なる扱われ方をされても自らのメッセージを伝えてきた結果の一つとして、このフェスがあったのか、十分に伝わってきた。そんな社会的な意義が備わったドキュメンタリー作品であったとは予想外だ。勿論、心地良いレゲエに身を委ねるだけでも十分に楽しい時間を過ごすことが出来る。でも、少しでもレゲエのベースにあるものを知っておくことは重要だ。是非とも、このデジタルリマスター版を以て貴重な体験をしてみよう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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