遺伝子操作によって超人的なアサシンを養成する「魔女プロジェクト」によって誕生した少女と、その脅威を危険視した者達が対峙する『THE WITCH/魔女 -増殖-』がいよいよ劇場公開!
©2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.
実験体として生まれ、人知を超えた力を持つ少女が、牧場主と出会い人間らしさに目覚めていく『THE WITCH/魔女 -増殖-』が5月26日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』…
秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。
本作は、人体実験で殺人兵器と化した少女の戦いを描き話題を呼んだ韓国映画『The Witch/魔女』のシリーズ第2作。オーディションで1400人以上の中から抜てきされたシン・シアが主演を務め、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビン、ドラマ「ビッグマウス」のイ・ジョンソク、前作の主演キム・ダミが共演。『新しき世界』のパク・フンジョンが前作に続いて監督・脚本を手がけた。
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映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』は、5月26日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のシネマート心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸や三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
アクションシーンもストーリー展開も、前作を一回り超えるスケールアップで大満足の続編が観られたことがひたすらに嬉しい快作!超人的な能力を持つ者たちのサイキックバトルは、日本のコミックをそのまま実写化したようなスピード感のある演出だ。
どうやら凄い能力を秘めているらしいが、無垢で世間知らずな主人公の少女。殺戮を楽しむかのような残虐な敵の能力者達。敵の組織も一枚岩ではないようで、勢力争いや仲間割れの気配も見て取れる。強敵たちに、じわじわと囲まれていくように見える主人公達だったが…という、キャラクタ配置やストーリー展開の”みんなが絶対好きなやつ”が、椅子から腰が浮くくらい前のめりになって観てしまった。「王道のストーリーをきっちりと作ると、文句なく面白い作品になる」というのは、韓国の上質な作品を観るたびに抱く感想だが、今回も韓国映画のプロダクティビティの強さに感服せざるを得ない。
なお、前作『The Witch/魔女』は、先に観賞しておくことを本当に強くお薦めしたい。単体でもかなり楽しめる内容ではあるが、この作品の世界観の理解はやはり必須だ。人体実験を繰り返して行われている「ある計画」、超人的な能力を持つ少年少女たちの出自、そして前作ではどんな事件が起きていたのか、などを知っておかないと、本当の面白さを見逃してしまいかねない。このシリーズは<魔女ユニバース>と銘打たれ、さらなる続編もほぼ確定しているので、今回の新作を機会にまとめて観賞してみる価値が大いにある。
fromNZ2.0@エヌゼット
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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