クリスマスと新年を祝うホリデームードあふれる高級ホテルを舞台にしたロマンティックラブストーリー『ハッピーニューイヤー』がいよいよ劇場公開!
(C)2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED
クリスマスと新年を祝う高級ホテルを舞台に、クセのある14人の人物たちの恋愛模様が次々と展開されていく『ハッピーニューイヤー』が12月9日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ハッピーニューイヤー』…
大みそかの夜、ホリデームードに浮き立つ高級ホテル「エムロス」。男友達への告白を15年間もためらっているホテルのマネージャー、イケメンで優秀だがクセのあるCEO、公務員試験に落ち続け恋人にも振られてしまった就活生、ミュージカル女優の夢に破れた新米ハウスキーパー、下積み時代を経てスターとなった人気アーティスト、毎週土曜日にお見合いをする整形外科医、初恋相手と40年ぶりの再会を果たしたドアマンら、年齢も職業も異なる14人の男女が、新年の到来を前にそれぞれの恋愛模様を繰り広げる。
本作では、『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が、『密偵』のハン・ジミン、『ビューティー・インサイド』のイ・ドンウク、『ミッドナイト・ランナー』のカン・ハヌルら豪華キャストを迎えて描いた。
(C)2021 CJ ENM CORP., HIVE MEDIA CORP. ALL RIGHTS RESERVED
映画『ハッピーニューイヤー』は、12月9日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
今年も色々な映画を見てきたけれど、最後は楽しい映画で締め括りたい。年の瀬の見納めに最適な、気持ちよく観られる幸せいっぱいの作品だ。
高校生の初恋から熟年のカップルの再会まで、老若男女の群像劇があちこちで絡み合う。豪華ホテルを中心に、冬のソウルいっぱいに広げられ散りばめられた悲喜交々のエピソードたちが、ゆっくりと畳まれていきその先の大団円を予感させる雰囲気は、まさに新年のカウントダウンを待ちながらワクワク感が高まっていくかのようだ。恋人や家族、兄弟など、様々な立場の人々の悩みや後悔、そして、一歩を踏み出す姿が描かれる。今年の年末も忙しくてあまり良いことがなかったとしても、2時間だけこの映画を観て少し気持ちが晴れるかもしれない。ちょっと疲れている方にも是非オススメ。丁寧で心温まる仕掛けやミスリードも抜群で、何度か涙目になりながら手をたたいて笑ってしまった。
なお、本作は2021年末に韓国で公開された作品であり、2021年の暮れを描いている。とはいえ時事ネタなどは含まれないので、2022年の今観ることに全く問題ない。現在は日本も含めて各国で緩和傾向にあるが、去年末の韓国ではコロナ禍の中で映画の興行も不安定で、映画館はいつ広範囲に休館することになってもおかしくない状況だった。されど「とりあえず年末向けの楽しい映画を作ろう!」と作品を世に出して、きっちり大ヒットさせてしまうのだから、さすがの韓国映画だ。
エンドロールまで楽しい、サービス満載で爽快な作品である。クリスマス前でも大みそかでも、新年の一本目に見ても間違いなく楽しめることを保証しておく。願わくば年末にもう一度劇場に観にいきたい。観終わって映画館を出たら雪が降っていた…なんていう奇跡が起きることを、少し期待しつつ。
fromNZ2.0@エヌゼット
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!