全世界で2億2000万枚を超えるアルバムを売ったグループ“ビー・ジーズ”に迫るドキュメンタリー『ビー・ジーズ栄光の軌跡』がいよいよ劇場公開！

2022年11月21日

多くの名曲を世に送り出し、影響を与えた兄弟グループ、ビー・ジーズの軌跡を追ったドキュメンタリー『ビー・ジーズ栄光の軌跡』が１１月２５日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』は、時代の変遷を生き延び数々の名曲を作り続けた兄弟グループ「ビー・ジーズ」の軌跡を描いたドキュメンタリー。英国マン島に生まれたバリー・ギブと双子の弟ロビンとモーリスの３兄弟によるビー・ジーズは、少年時代から２００３年にモーリスが他界するまで半世紀以上にわたるキャリアを築き、ジャンルと時代を超えて多くのアーティストに影響を与えた。貴重な写真や未公開映像を通して名曲誕生の瞬間を振り返るとともに、エリック・クラプトン、ノエル・ギャラガー、クリス・マーティンらビー・ジーズを敬愛するアーティストたちが彼らについて語る。監督は、『インディ・ジョーンズ』シリーズなど数々の名作を手がけたプロデューサーで、『生きてこそ』などの監督作でも知られるフランク・マーシャルが務めた。

映画『ビー・ジーズ栄光の軌跡』は、１１月２５日（金）より全国の劇場で公開。関西では、１１月２５日（金）より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、１２月２日（金）より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸、１２月９日（金）より京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。

中高生の頃、FMを通して知ったビー・ジーズの楽曲といえば「若葉のころ」「メロディ・フェア」や「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」だった。美しいメロディのソフトロックとディスコ調のダンスミュージックが同居しており、同じグループなの！？と驚いたことを覚えている。だが、本作を通して、ビー・ジーズが歩んだ音楽業界の変遷を改めて、彼らが瑞々しい楽曲をいつまでも作り続けたバンドであることを思い知った。彼ら３兄弟は、イギリス出身だけど移住先のオートラリアからデビューした後にビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインが見出したことは興味深い。ビートルズの隆盛と入れ替わっていくが如く、これ程までに英米共に人気になっていったことを考えると、彼の千里眼には脱帽するばかり。その後、彼等の美声にファルセット・ボイスが加わったことで変化していく。あくまで、ファルセット・ボイスを用いた彼等なりのソウルミュージックであったにも関わらず、これ程までに賛否両論だったとは。しかし、名メロディメーカーとして楽曲提供に活路を見い出せたことは喜ばしい。作中では、３兄弟の仲が紆余曲折在りながらも活動し続けたことを、ノエル・ギャラガーが自らの身を以て讃えていることが、なんとも感慨深く感じられた。最後まで観終えると、ビー・ジーズが如何に素晴らしいグループであったかと感じられ、良い音楽ドキュメンタリーを見せてもらえた、と言わざるを得ない。

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