25歳で夭折したギタリスト、ランディ・ローズのドキュメンタリー『ランディ・ローズ』がいよいよ関西の劇場でも公開!
(C)RANDY RHOADS: LEGEND, LLC 2022
25歳で急逝した天才ギタリスト、ランディ・ローズの軌跡を追ったドキュメンタリー『ランディ・ローズ』が11月11日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ランディ・ローズ』は、25歳の若さで他界した天才ギタリスト、ランディ・ローズの栄光と悲劇を描いたドキュメンタリー。1980年代、端正なルックスと華麗な演奏で多くのファンを魅了したランディ・ローズ。自身のバンドである「クワイエット・ライオット」のプロデビューは日本のみで全米デビューは果たせなかったが、その後「オジー・オズボーン・バンド」のギタリストに抜てきされたことで転機が訪れる。オジーとランディの相反する個性は強烈な化学反応を起こし、ランディは瞬く間にスターの座へと駆け上がった。しかし人気絶頂期の全米ツアー中、突然の悲劇が彼を襲う。
本作では、『N.W.A & EAZY-E:キングス・オブ・コンプトン』のアンドレ・レリスが監督を務め、貴重なライブ映像や本人の肉声インタビュー、プライベートショットなどを通してその軌跡を振り返る。さらに、オズボーンや同時代に活躍したエディ・バン・ヘイレン、ランディの家族のインタビューも収録。『L.A.ガンズ』のトレイシー・ガンズがナレーションを務める。
(C)RANDY RHOADS: LEGEND, LLC 2022
映画『ランディ・ローズ』は、関西では、11月11日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や心斎橋のシネマート心斎橋、京都・烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
8歳にして、エレクトリック・ギターに目覚め、母親の経営する音楽学校でレッスンを受け、1年という驚異的な早さでテクニックを習得した。地元でのいくつかのバンド経験を経て、19歳にしてクワイエット・ライオットを結成…なんという華々しい変遷だろうか。日本のハードロックファンを魅了するパフォーマンスやテクニックの素晴らしさを知ると、改めて当時をリアルタイムで体験したかった。そして、彼の生涯における大きな分岐点ともいえるオジー・オズボーンバンドへの加入。クワイエット・ライオットを生涯のバンドにすると思われた矢先の出来事は、メンバーにとっても単純には納得できなかっただろう。テクニシャンであるプレイヤーであるほど様々なバンドでパフォーマンスしたい欲求は高くなる。オジー・オズボーンバンドでのキャリアも順風満帆であろうと思われた中での悲劇の遭遇はなんとも悔しい。突然現れた天国への階段を上った後、40年を経て本作が公開されることを純粋に喜び、改めて彼のキャリアを振り返ってみてはいかがだろうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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