社員全員が同じ1週間を繰り返していくオフィスタイムループムービー『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』がいよいよ全国の劇場で公開！
（C）CHOCOLATE Inc.
“同じ１週間をくりかえしている”と後輩から進言された主人公が、タイムループからの脱出のために、ループの鍵を握る部長に気づかせるべく、後輩や他の社員たちと奮闘する姿を描く『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』が現在、東京・大阪・名古屋で先行公開中。１０月２８日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』は、タイムループに陥った小さなオフィスの社員たちが脱出を目指して奮闘する姿を描いたコメディ。小さな広告代理店に勤める吉川朱海は、憧れの人がいる大手広告代理店への転職を目指しながらも、仕事に追われる多忙な日々を過ごしていた。ある月曜日の朝。彼女は後輩２人組から、自分たちが同じ１週間を何度も繰り返していることを知らされる。他の社員たちも次々とタイムループに気づいていくが、脱出の鍵を握る永久部長だけが、いつまで経っても気づいてくれない。どうにか部長に気づかせてタイムループから抜け出すべく悪戦苦闘する社員たちだったが…
本作では、長編デビュー作『14歳の栞』で注目を集めた竹林亮さんが監督を務め、主人公の吉川を『コントラ KONTORA』の円井わんさん、永久部長をマキタスポーツさんが演じる。
（C）CHOCOLATE Inc.
映画『MONDAYS／このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』は、現在、東京・大阪・名古屋で先行公開中。１０月２１日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田（先行公開中）や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。
自分達が働くオフィスにおいてタイムループに陥ってしまったら…やはりゾッとしてしまうな。ルーチンワークが多いような仕事だと、ひょっとしてコレは…なんて思うかもしれない。タイムループに気づくまでどれだけ繰り返していたのか、と思うと、最早ホラーである。本作の舞台は、あくまでオフィスである。原因となっているであろう部長に対して１人の社員が直談判しても意味がない。１人ずつ先輩や上の立場にある社員に気づいてもらいながら、最終的に部長まで辿り着いていく。いやぁ、面倒くさい。だが、これが会社で働くということである。ありふれた常識をタイムループものの作品と絡み合わせる発想が興味深い。いわゆる制作会社の人間だからこそ思いつき実現させた作品だ。仕事が出来なかった社員がタイムループしながら成長していく過程が見られ、自然と応援する気持ちで鑑賞してしまう。とはいえ、物語は単純に一件落着しない。タイムループを脱出するカギとなるモノや人物はソコかぁ…と唸ってしまう。外国映画では、偶に存分に楽しめるタイムループ作品が制作されるが、日本映画でもここまで出来る！先だってＴＯＨＯシネマズ梅田での先行公開で鑑賞したが、いよいよ全国公開となるタイミング、全国からの様々な反応があることを楽しみにしたい。
Related Posts
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします！
