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伊能忠敬が主人公の大河ドラマ実現を目指して悪戦苦闘する現代コメディと、200年前の日本地図完成に隠された秘話を映し出す時代ミステリーを交えた『大河への道』がいよいよ劇場公開!

2022年5月17日

(C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ

 

ある“大河ドラマ”の開発チームが、日本史の常識を覆す発見をしてしまう様と歴史の裏に隠された物語を描く『大河への道』が5月20日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『大河への道』は、落語家・立川志の輔の創作落語「伊能忠敬物語 大河への道」を映画化。千葉県香取市役所では地域を盛り上げるため、初めて日本地図を作ったことで有名な郷土の偉人である伊能忠敬を主人公にした大河ドラマの開発プロジェクトが立ち上がる。しかし脚本制作の最中に、忠敬が地図完成の3年前に亡くなっていたという事実が発覚してしまう。1818年、江戸の下町。伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく他界する。彼の志を継いだ弟子たちは地図を完成させるべく、一世一代の隠密作戦に乗り出す。

 

本作は、主演の中井貴一さんをはじめ、松山ケンイチさん、北川景子さんらキャストがそれぞれ1人2役を務め、現代を舞台に繰り広げられる大河ドラマ制作の行方と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描き出す。『花のあと』の中西健二さんが監督を務め、『花戦さ』の森下佳子さんが脚本を手がけた。

 

(C)2022「大河への道」フィルムパートナーズ

 

映画『大河への道』は、5月20日(金)より全国の劇場で公開。

時代劇パートと現代パートを1作品の中で分ける発想は、時代劇離れが進んでいる若者達であっても鑑賞しやすい設計だ。現代パートで語られる伊能忠敬の歴史にまつわるエピソードが、直接過去パートに活かされるため、物語を通した学びが多いのもありがたい。現在と過去の登場人物を演じている役者が同じであることも興味深い試み。現代パートでは頼りのない男である池本を演じた中井貴一さんが、時代劇パートになった途端、堂々たる佇まいへと変貌した姿には思わず声が漏れた。コメディからシリアスまで数多くの作品で、幅広い演技をしてきた彼にこそできる引き締め方だ。大河ドラマファンにとっては、キャスティング面でも興奮してしまうポイントがいくつかある。中でも松山ケンイチさんと中井貴一さんのコンビを映像として改めて観れるのは『平清盛』をリアルタイムで観ていた者にとって感慨深いものがあった。

fromねむひら

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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