19ヶ国の人々や文化に触れながら自転車で三大陸を走破したドキュメンタリー『オーストリアからオーストラリアへ~ふたりの自転車大冒険』が関西の劇場でもいよいよ公開!
(C)Aichholzer Film 2020
オーストリアのリンツからオーストラリアのブリスベンまで、約18,000キロを11ヶ月かけて19ヶ国を訪問しながら自転車で走破するドキュメンタリー『オーストリアからオーストラリアへ~ふたりの自転車大冒険』が4月1日(金)より関西の劇場でも公開される。
映画『オーストリアからオーストラリアへ~ふたりの自転車大冒険』は、2人の若者がオーストリアからオーストラリアまでの陸路1万8,000キロを自転車で旅する姿を、自ら撮影、監督して完成させたドキュメンタリー。オーストリアからオーストラリアまで自転車で走破する旅に乗り出したアンドレアスとドミニク。ドローンと4Kカメラを積み込んだ彼らは、赤の広場やステップ砂漠、ヒマラヤ、カラコルム山脈などを通り抜け、ロシア、カザフスタン、中国、パキスタン、インドなどユーラシア大陸を横断して目的地となるオーストリアのプリスベンを目指す。しかし、初日から豪雨と暴風に襲われたたほか、水や食料の枯渇、灼熱、日射病、友情の危機など、2人の旅には未経験のさまざまな困難が待ち受けていた。
(C)Aichholzer Film 2020
映画『オーストリアからオーストラリアへ~ふたりの自転車大冒険』は、関西の劇場では、4月1日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。また、5月7日(土)より神戸・元町の元町映画館でも公開。
オーストリアからオーストラリア…日本人ならギャグかと思えるような旅を実際に行った方がいたとは…しかも、自転車で。約18,000キロを11ヶ月かけて…という無謀な旅ではあるが、野宿をしながら最低限必要な荷物と十分な水分と食料が適宜あれば実行できる、と改めて気づかされた。19ヶ国を訪れることになるが、EU加盟国なら自由に国境を超えることが出来ても、ヨーロッパを超えると、申請が必要である。各国の情勢によっては危険な異分子だと受け止められかねない。警備が付きまとい不安になることだってあった。だが、その本質を知る場面に出くわすと、改めて各々の国民性を理解できるシーンがいくつも挿入されている。大自然の真只中にあるロングロードをひたすら進んでいくので、否が応でも風雨や灼熱に曝されていく。幾つもの失敗を乗り越え、くじけた心を再び奮起させていく姿を見ていると、決して特別な人間ではないことにも気づいた。まさにクレイジー・ジャーニーを実現させた彼等のリアリティを大いに体感してほしい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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