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カナダの鉱山地下で起きた爆発事故に閉じ込められた26人の作業員を救うべく4人のトラックドライバーの姿を描く『アイス・ロード』がいよいよ劇場公開!

2021年11月9日

(C)2021 ICE ROAD PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 

ダイヤモンド鉱山に閉じ込められた作業員たちを助けるため、救出装置を現地に届けようと奮闘するドライバーたちの姿を映しだす『アイス・ロード』が11月12日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『アイス・ロード』は、地下に閉じ込められた26人の命を救うため巨大トラックで危険な氷の道を走り抜けるドライバーの戦いを描いたレスキューアクション。カナダのダイヤモンド鉱山で爆発事故が起こり、作業員26人が地下に閉じ込められた。事故現場に充満したガスを抜くための30トンもの救出装置をトラックで運ぶため、4人の凄腕ドライバーが集められる。鉱山への最短ルートは厚さ80cmの氷の道「アイス・ロード」で、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈んでしまう。地下の酸素が尽きる30時間以内に装置を届けるべく、命がけでトラックを走らせる彼らだったが、事故には危険な陰謀が隠されていた。

 

本作では、『96時間』シリーズのリーアム・ニーソンが主演を務め、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーン、『リンカーン 秘密の書』のベンジャミン・ウォーカーが共演。『アルマゲドン』などの脚本家ジョナサン・ヘンズリーが監督・脚本を手がけた。

 

(C)2021 ICE ROAD PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『アイス・ロード』は、11月12日(金)より全国の劇場で公開。

アイス・ロード、と呼ばれる厚さ80cmの氷の道。30t以上のトラックが通過しようと思うなら…極めて困難が立ちはだかっていることは容易に想像できる。よくこんなことが思いつくな、と感じるが、ジョナサン・ヘンズリー監督は、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の『恐怖の応酬』からひらめきを得たようだ。たしかに、あの超豪雨の中で橋を渡るシーンを、現代で表現しようと思うなら、今作の企画が生み出されるのか、納得してしまう。また、リーアム・ニーソン演じる主人公のマイク・マッキャンは、戦地での負傷から患った失語症を抱える弟ガーディの能力を認めており、『二十日鼠と人間』で描かれるドラマにもインスパイアを受けているようだ。結果として、主人公のマイクを高潔さを備えた人物に捉えていたのは興味深い。

 

なお、アイス・ロードは、湖の上で実際に2Kmのものを計画的に作っている。CGで生成した画像を用いる方法ではない。本物への拘りがどれだけあるのか畏れ入る次第だ。最終的には、観客がどれだけ緊張感を以て本作を鑑賞できるか、ということに繋がる。憤りすら感じる陰謀に巻き込まれながらも、最後まで緊張感を伴いながら楽しむことが出来る本作、存分に堪能したら、誰もがリーアム・ニーソンのことがさらに好きになるはずだ。

 

 

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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