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義理の娘と孫を取り戻す…ダイアン・レインとケヴィン・コスナーが夫婦役で共演するサスペンススリラー『すべてが変わった日』がいよいよ劇場公開!

2021年8月1日

(C)2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

 

過去に悲劇を抱える夫婦が義理の娘と孫を危険な環境から助けるため奔走する姿を描く『すべてが変わった日』が8月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『すべてが変わった日』は、不幸の連鎖によって危険な場所に連れ去られてしまった孫の救出のために立ち上がる夫婦を演じるスリラー。1963年、元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、不慮の落馬事故により息子のジェームズを失ってしまう。3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘のローナは再婚するが、相手のドニー・ウィボーイは暴力的な男だった。ドニーは、ローナとジミーを連れてノースダコタ州の実家に転居し、そのことを知ったマーガレットは、義理の娘と孫を取り戻すことを決意する。しかし、ジョージとマーガレットを待ち受けていたのは、暴力と支配欲でウィボーイ一家を仕切る異様な女家長のブランシュだった。

 

本作では、『マン・オブ・スティール』でも夫婦役で共演したダイアン・レインとケビン・コスナーが主演。『ファントム・スレッド』のレスリー・マンビルのほか、ジェフリー・ドノバン、ブーブー・スチュワートが脇を固める。監督は『幸せのポートレート』のトーマス・ベズーチャが務めた。

 

(C)2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

 

映画『すべてが変わった日』は、8月6日(金)より全国の劇場で公開。関西では、7月23日(金)より大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・三宮の神戸国際松竹、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSで公開。

不慮の事故により息子を失い、孫を連れ添った義理の娘は、暴力的な男と再婚してしまい、さらには相手方の家族は狂気じみていた…ならば、孫だけでも取り戻す。かつての西部劇で観たことあるような設定を現代劇へと見事に昇華している。

 

本作の舞台となったのは、アメリカ合衆国ノースダコタ州。原作小説の『LET HIM GO』を執筆したラリー・ワトソンが生まれ育った土地である。ノースダコタの「ダコタ」、アメリカ・インディアンのダコタ族に由来しており、1980年代に石油探査ブームが起こるまでは、まだまだ未開拓地があった。狂気じみた家族が住む家は人里離れた僻地にあり、一家を仕切る異様な女家長を生み出したのは、過酷な環境下であるが故のことだろうか。

 

だが、心理的に過酷な状況下に追い込まれてしまっても、ダイアン・レイン演じるマーガレットは揺るがない。唯一、血の繋がりがある孫を救うためなら手段は選ばない。狂気に対しては狂気を以て抵抗していく。幾つもの犠牲を負っても果たすべき使命感を見せつけられた。互いになりふり構わない行動を執った先に得られたものとその代償に慄くしかないクライマックス。スリラー映画の極みを見せつけられた。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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