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49年の時を経てアレサ・フランクリンのコンサートフィルムが完成!『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』がいよいよ劇場公開!

2021年5月27日

2018(C)Amazing Grace Movie LLC

 

76歳でこの世を去った“ソウルの女王”アレサ・フランクリンが1972年にロサンゼルスの教会で行ったライブの模様をドキュメンタリーも交えて描き出す『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』が5月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は、ソウルの女王アレサ・フランクリンのライブを『愛と哀しみの果て』のオスカー監督シドニー・ポラックが撮影したドキュメンタリー。1972年1月13・14日の2日間、ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会でおこなわれたライブを収録した、アレサ・フランクリンのアルバム「AMAZING GRACE」。そのライブの模様をポラック監督がドキュメンタリー映画として撮影した。その後、映像と音声がシンクロできない技術的トラブルに見舞われて未完となっていたが、その素材をもとに半世紀近い時間を経て完成し、公開に至った。

 

2018(C)Amazing Grace Movie LLC

 

映画『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』は、5月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、京都・烏丸の京都シネマや神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。また、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋でも近日公開。

「これは魂の叫び」と言う常套のキャッチコピーを音楽映画では時たま見かけることがある…けれど言わせてほしい!この映画はまさに魂の叫びであると!

 

本作では、アレサ‪・‬フランクリンによる1972年の名盤「AMAZING GRACE」を収録時に撮影されていた映像を初公開した。当時の映像のみで構成されており、単純な音楽ドキュメンタリー映画ではなく、実際に当時の教会で一緒になってライブアルバムの収録に立ち会っているかのような没入感と共に楽しむことができる。音楽好きには言わずと知れた”ソウルの女王”であるアレサ・フランクリン。映画好きの方には『ブルース・ブラザーズ』での記憶が鮮烈だろうか?そこまで、詳しくは…と言う方でも、本作は安心して存分に楽しめる。いわゆる、語りシーンが一切無いが、”ゴスペルの王様”ジェームズ・クリーブランドのMCがめちゃくちゃに上手く、キッチリと説明を入れており、なおかつ、バリバリに盛り上げてくれるのだ。もちろん、ジェームズもとびきりに歌が上手い!

 

アレサファンには、この名盤が誕生した瞬間を、時折挟み込まれるリハ映像含めて齧りついて観て頂きたい!当時の熱狂、そしてタイトル曲「アメイジング・グレイス」における彼女の歌声には鳥肌が立つのが止まらず、頬に涙がつたい、思わず天を仰いでしまった。現在のご時世柄、映画館で劇中さながらに一緒になって声上げ、手を叩き、踊る…のはかなり難しいかもしれない。だが、いつの日かこの作品で、大勢で没入できる体験型の企画が映画館のスクリーンで開催されることを切に願う。

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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