今までにない、ポケモンによって育てられた少年が主人公！『劇場版ポケットモンスター ココ』がいよいよ劇場公開！
（C）Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku （C）Pokemon （C）2020 ピカチュウプロジェクト
厳しい掟で守られたポケモンの楽園、オコヤの森を舞台に、自らをポケモンと信じている人間の少年ココと、サトシとピカチュウたちが森の危機に立ち向かう『劇場版ポケットモンスター ココ』が１２月２５日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『劇場版ポケットモンスター ココ』は、人気アニメ「ポケットモンスター」の劇場版第２３作。ポケモンに育てられた少年の姿を通し、ポケモンと人間の新しい絆の形を描き出す。人里離れたジャングルの奥地に、厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園・オコヤの森があった。そこへ偶然やって来たサトシとピカチュウの前に、幻のポケモン、ザルードによってポケモンとして育てられた少年ココが現れる。自分のことをポケモンだと信じて疑わないココにとって、初めての「ニンゲンの友達」となるサトシ。そんな中、突如としてオコヤの森に危機が迫り…
本作は『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』の矢嶋哲生さんが監督を務め、少年ココ役で上白石萌歌さん、ココを育てたザルード役で歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが声優として出演している。
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映画『劇場版ポケットモンスター ココ』は、１２月２５日（金）より全国の劇場で公開。
ポケモンと人間による親子の絆がテーマの物語。広義に捉えると、異種族間での絆とも考えることができる。本作のメインであるザルードとココは、サトシとピカチュウのような相棒のような関係ではなく、種族の違う者同士が親と子の関係で成り立っている、さしずめポケモン版の『ジャングル・ブック』といったところ。
劇場版ポケットモンスターの傑作といえば『水の都の護神ラティアスとラティオス』『七夜の願い星 ジラーチ』『ミュウと波導の勇者ルカリオ』あたりだと考えている。本作は、かつての傑作たちと肩を並べると云っても過言ではない完成度。湯山監督から矢嶋監督に変わったことで、ある種のポケモン映画の定番から外れる形とはなったものの、『みんなの物語』に引き続き、新鮮さを残しつつ、伝説のポケモン＋幻のポケモンというような映画ならではの組み合わせを残していたり、映画になると途端に活躍するフライゴンや、ゲームで話題になった小ネタを使ったりと、ポケモンという枠組みを必要以上に超えなかったのが良かった。そして、ポケモン映画といえば、メインとなる伝説や幻のポケモンが、人間とテレパシーなどで会話できてしまう問題があるのだが、本作のザルードとの意思疎通は新たな切り口で描かれているので是非注目して頂きたい。
fromねむひら
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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