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24歳の青年と7歳の少女が悲しみ乗り越える希望の物語『アマンダと僕』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2019年7月4日

(C)2018 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINEMA

 

パリで暮らす青年と、母の死という突然の悲劇に見舞われた7歳の姪っ子の心の交流と再生を映し出す『アマンダと僕』が7月5日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『アマンダと僕』は、突然の悲劇で肉親を失った青年と少女の絆を描いたフランス製ヒューマンドラマ。パリに暮らす24歳の青年ダヴィッドは、恋人レナと穏やかで幸せな日々を送っていたが、ある日、突然の悲劇で姉のサンドリーヌが帰らぬ人になってしまう。サンドリーヌには7歳の娘アマンダがおり、残されたアマンダの面倒をダヴィッドが見ることになる。仲良しだった姉を亡くした悲しみに加え、7歳の少女の親代わりという重荷を背負ったダヴィッド。一方の幼いアマンダも、まだ母親の死を受け入れることができずにいた。それぞれに深い悲しみを抱える2人だったが、ともに暮らしていくうちに、次第に絆が生まれていく。

 

本作は、2018年の第31回東京国際映画祭で最高賞の東京グランプリと最優秀脚本賞をダブル受賞。監督・脚本は長編3作目となるミカエル・アース。主人公ダヴィッド役はフランスの若手俳優バンサン・ラコスト。アマンダ役はアース監督が見いだしたイゾール・ミュルトリエ。

(C)2018 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINEMA

 

映画『アマンダと僕』は、7月5日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、7月6日(土)より、京都・烏丸の京都シネマ、7月19日(金)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

本作は、誰しもが経験し得る心の傷をゆっくりと丁寧に時間をかけて癒していく。彼らにいつまでも寄り添えていられる作品だった。

 

深い悲しみは、じわじわくるものではなく、突然咳き込むようにブワッと襲い掛かる。大人も子供も違いはない。アマンダが平気なふりをしていても夜中に泣き出してしまう様子は、観ていて本当に苦しかった。でも、我慢は絶対にダヴィッドの支えにもなっていたはず。彼もまだまだ心はただの青年でしかない。

 

そして、本当にいいラストシーン!爽やかな風がほおを撫でて、涙を乾かしてくれるだろう。

fromナカオカ

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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