家族や大切な人に感謝の気持ちを伝えて…『僕に、会いたかった』EXILE TAKAHIROさん、秋山真太郎さん、錦織良成監督を迎え舞台挨拶開催！

2019年4月7日

島で一二を争う凄腕の漁師が記憶を失くし、人々の優しさに触れ、新しい自分を見つけ出す様を通じて、家族の絆と再生の物語を描く『僕に、会いたかった』が５月１０日（金）より公開される。本公開に先駆け、４月７日（日）には、大阪・難波のＴＯＨＯシネマズなんばで、EXILE TAKAHIROさん、秋山真太郎さん、錦織良成監督を迎え、舞台挨拶付先行上映会が開催された。

映画『僕に、会いたかった』は、EXILE TAKAHIROさんが映画単独初主演を務め、記憶喪失の漁師役を演じた人間ドラマ。かつて凄腕の漁師だった徹は、１２年前に起きたある事故をきっかけに記憶を失ってしまう。漁に出られなくなった彼は、献身的な母や優しい島の人々に見守られ、苦悩しながらも懸命に今を生きようとしていた。そして、その裏側には、家族の温かくも切ない秘密があった。
主人公の母を松坂慶子さんが演じるほか、名バイプレーヤーの小市慢太郎さん、『くちびるに歌を』の山口まゆさん、『ソロモンの偽証』の板垣瑞生さんらが共演。『渾身 KON-SHIN』など島根県の隠岐諸島を舞台にした作品を手がけ、今作でも同地を舞台に描く錦織良成監督がメガホンをとった。

上映前に、EXILE TAKAHIROさん、秋山真太郎さん、錦織良成監督が登壇。秋山さんが司会を担い、賑やかな舞台挨拶となった。

今回の先行上映会を迎え、TAKAHIROさんは、本作について「静かで心温まる映画になったかな」と表現する。とはいえ「静かな中に様々なヒントがちりばめられており、最後はかなりのスピード感で進んでいきます。心を揺さぶられるような映画になっているので、一時も目を離さず見逃さず観て頂ければ」とコメント。錦織監督は、TAKAHIROさんとは撮影以前に会ったことがあり、既に様々な話をしている。感受性が豊かで役者の素質がある、と感じていた。本作では、TAKAHIROさんと松坂慶子さんの親子が実現し「出来過ぎな程に美男美女。親子のシーンでは演技にリアリティある」と満足している。

TAKAHIROさんは映画が大好きで「ヒューマンドラマでありながら、エンターテインメントし過ぎていないドキュメントのような、人生の一部を切り取ったような映画が大好きです」と話す。本作の出演を光栄に感じており「錦織監督と一緒に映画を撮らせて頂くのは夢の一つでもありました」と夢が叶ったことを喜んだ。錦織監督は、TAKAHIROさんを主役にするにあたり「演技指導をせず、感情のゆらぎを伝えていました」と明かす。これを受け、本作のプロデューサーでもある秋山さんは「１シーン毎に監督と相談しながら、作品の意図を大切にしたい思いがあり、監督を信頼して演技させて頂きました」とフォローしていく。

現在、各地で先行上映会を開催しているが、TAKAHIROさんは、長崎での舞台挨拶の際に、一番後ろの方でお客様と一緒に本作を鑑賞。全てのお客様がシアターを出るまでずっといたが「終わった瞬間に拍手が湧き、鳥肌が立ちました。映画は作ってゴールではなく、皆さんに届いてようやく作品が出来上がる」と実感。「今日はスタンディングオベーションがあるかもしれないですね」と冗談交じりに期待を寄せていた。また、若い方が感動して泣いたという評判を聞き「若い方にもこういう映画を求めている感覚があると聞き、嬉しいです」と感謝している。

漁師役を演じたTAKAHIROさんだが「元々、釣りが好きです。実家は田舎で海の近くに住んでいたので、漁師経験はなくとも舩釣りはしていました。漁師が周りも沢山いました」と明かし、本作へは違和感なく取り組めた。秋山さんは、小市慢太郎さんとの芝居があり「演技へのアプローチに興味がありました。シーンでやるべきことに徹していました」と勉強になっている。錦織監督も「島にいる時は役になりきろうとしていましたね」と称えた。

最後に、錦織監督は「TAKAHIROさんは、今後さらに伸びる役者です。沢山の方がTAKAHIROさんの演技を観てくれることが一番嬉しい。役者として大きくなっていく過程に僕も携わっていけたら」と願いを伝えていく。TAKAHIROさんは、ネット社会の現在を鑑み「人が顔を合わせることや触れ合うことが少なくなっている現実がある中で、人情溢れる温かい映画を撮ることができました」と伝え「今作を機に家族や大切な人に感謝の気持ちを持って頂けたら」と思いを込め、舞台挨拶は締め括られた。

映画『僕に、会いたかった』は、５月１０日（金）より、全国の劇場で公開。

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