大切な人の幸せや笑顔を願って…『僕の彼女は魔法使い』主演千眼美子さんを迎え舞台挨拶開催!
人々の幸せを奪い去る黒魔術の脅威から、“愛の魔法“で世界を守る白の魔法使いが、赤い糸で結ばれた“運命の人“を探し出し、時空を超えた戦いに立ち向かっていく模様を描きだす『僕の彼女は魔法使い』が全国の劇場で公開中。 3月1日(金)には、大阪のシネ・リーブル梅田に、千眼美子さんを迎え舞台挨拶が開催された。
映画『僕の彼女は魔法使い』は、千眼美子さんが主演を務めるファンタジードラマ。高校3年生の優一のクラスに風花が転校してきてから、優一の周囲ではさまざまな不思議な現象が起こるようになった。風花の正体は魔法使いで、しかも世界最後の「白魔術の継承者」だったのだ。優一はそんな風花に戸惑いを覚えながらも心ひかれていくが、ある事件をきっかけに風花は突然姿を消してしまう。それから5年の時が流れ、風花と優一は偶然に再会するが、それは白魔術と黒魔術の時空を超えた戦いの始まりだった…
風花役を『さらば青春、されど青春。』の千眼美子さん、優一役を『君のまなざし』の梅崎快人さんが演じる。監督を務めるのは、今作が劇場公開作品としてはデビュー作となる新鋭の清田英樹さん。
盛大な拍手を受け、千眼美子さんが笑顔で登壇。女優復帰後初となる主演作の反響を受け、観客に紛れて映画館で本作を鑑賞した際「同じ列に座っていたお子さんがシーンごとにお母さんに話しているのを見て、純粋に楽しんでいる姿が嬉しかった」と楽しそうに話す。
大阪には以前は仕事で週2回は来ており「当時はよく福島に行っていて、大阪の友達にもんじゃ焼き屋さんに連れていってもらった。」と告白し「もんじゃ焼きにハマり、問屋さんで自分用のヘラまで買っていた」と明かす。さらに、なんばグランド花月で吉本新喜劇を観に行ったことがあり、観終わった後街を歩いていると、気さくに話しかけられたり握手を求められたりと、温かい距離感に「大阪ならではの愛の魔法ですね」と嬉しく話す。
自身が演じた風花について「世界を救うために、人を幸せにしたい気持ちでいっぱい。世界最後の魔法使いなので、悪の勢力と戦うために責任感がある」と説明。だが、責任感とは裏腹な性格もあり「運命の人を探して出会ったら、その人を大好きになって、喜んでくれることをなんでもしてしまう。ドジを踏んだり失敗したりしてしまう可愛げのある両極端な女の子」とも表現する。自身との共通点については「風花を演じている時の表情や言い回しが、自分の母親にそっくりだった」と気づき、改めて自身の役柄を俯瞰して驚いていた。
千眼さんは本作のイメージソング「夢の時間」を歌っており、「諦めずに夢を描く力を持っていれば、未来は開けていく。その力を信じる気持ちを持ちながら成長していきたい気持ちを込めて歌った」と渾身の一曲となったことを話す。「夢が叶った瞬間、夢を描く力を使っていたなと実感する。毎日いつでも叶えたいと思い描いていたなぁ」と過去を振り返り「思い描いていれば、未来を迎えに行くために穴埋めの行動をするようになる」と現在は確信している。なお、もし魔法が使えたら、と想像すると「東京大阪間でリニアモーターカーを明日開通させます」と劇場内を沸かせた。作中では、2役を演じており、気の強いモードに入るシーンがあるが、自身の気の弱さが出てしまい「アクションを控えめにしてしまった」と漏らし「役者としては失敗だけど、隠れた見どころです」と笑いながらアピールした。
今後の千眼さんは2019年秋に公開される『世界から希望が消えたなら。』に出演予定。主人公の秘書役として、陰ながら支えていく役を演じる。「希望や奇跡をテーマに描かれています。お楽しみにして頂けたら」と意気込みを語る。最後に、本作について「白の魔法使いと黒の魔法使いの戦いが展開され、その戦いは映画の中に留まらず、現実世界に広がっていきます。一人一人の心の中で邪心を捨てて良い選択が出来るか、自分のことだけを考えてしまいがちな性格を止めて相手の幸せや笑顔を選び取れるか。心の中にある白と黒との闘いの中で白魔術を選び取れるようになっていこうね」と込められているメッセージを伝えていく。「人々を幸せにしたい気持ちや世界平和を願う思いが込められています。観る度に様々な気持ちになれる台詞が詰まっているので、ぜひ沢山観て頂けたら」と思いを込め、舞台挨拶は締め括られた。
映画『僕の彼女は魔法使い』は、全国の劇場で公開中。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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