ファッションデザイナー、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー『We Margiela マルジェラと私たち』が関西の劇場でもいよいよ公開!
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ファッションブランド“メゾン・マルタン・マルジェラ“のデザイナーとして世界的に活躍しながら、表舞台から突如姿を消したマルタン・マルジェラをめぐるドキュメンタリー『We Margiela マルジェラと私たち』が、2月15日(金)より、関西の劇場でも公開される。
映画『We Margiela マルジェラと私たち』は、ファッショニスタから熱烈な支持を受けた「メゾン マルタン マルジェラ」のデザイナー、マルタン・マルジェラについてのドキュメンタリー。公に姿を見せず、書面のみのインタビューで「I=私」ではなく「We=私たち」で答えるなど、メディアに対し匿名性を貫いたマルジェラ。1997~2003年にはエルメスのウィメンズ・プレタポルテのデザインを手がけファッションの最先端を牽引したが、2009年に突如として表舞台から姿を消した。オランダ出身のドキュメンタリー作家メンナ・ラウラ・メイール監督が数々の貴重なアーカイブ映像や証言を掘り起こし、伝説的デザイナーの素顔と知られざるモードの舞台裏を浮き彫りにする。ブランドの共同創始者ジェニー・メイレンスやクリエイティブチームの「私たち」が、これまで語られてこなかった激動の20年間を振り返る。
映画『We Margiela マルジェラと私たち』は、2月15日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開。また、3月1日(金)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で、3月2日(土)より、京都・烏丸の京都シネマでも公開予定。
本作の中で、マルタン・マルジェラは姿を見せない。自らがデザインした作品を以てのみ、自己のアイデンティティを見せていく。それらには統一されたデザイン性があり、ファッション界に対するアティチュードはブレていない。そこまで徹底されたスタイルがあれば、却ってブランドに対する絶対的な信頼が備わっていた。マルジェラは、書面のみのインタビューで「I=私」ではなく「We=私たち」で答える。この映画は、マルジェラに迫りながら、ブランドを築き上げたチームの足跡を辿っていく。まさに、ロックでパンクなマルジェラを魅せつけられてしまったカッコいいドキュメンタリーである。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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