劇団EXILE総出演、続編製作決定の『jam』秋山真太郎さん、町田啓太さん、佐藤寛太さん迎え舞台挨拶開催!
演歌歌手、昏睡状態の彼女の意識の回復を祈る若者、自分を刑務所送りにしたヤクザへの復讐を心に誓う男を主人公に、彼らに起こる因果応報を描く『jam』が12月1日(土)より全国ロードショー。公開2日目の12月2日(日)には、大阪・梅田の梅田ブルク7に、秋山真太郎さん、町田啓太さん、佐藤寛太さんを迎え舞台挨拶が開催された。
映画『jam』は、青柳翔さん、町田啓太さん、鈴木伸之さんの3人を主人公に「劇団EXILE」のメンバーが総出演するSABU監督作品。熱いファンに支えられ、ステージでは華やかに輝いているものの、常に心の中に空虚感を抱いている場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ。あるコンサート後に、ファンの雅子からの付きまといに遭ったヒロシは、雅子の暴挙により監禁されてしまう。そして、瀕死の重傷を負い意識不明となった恋人の回復を祈り続けるタケルは、「善いこと貯金」をすれば彼女の意識が戻るのではないかと信じ、日々善行に励んでいた。その一方で、刑期を終えたばかりのテツオは、自分を刑務所送りにしたヤクザに復讐するため、ヤクザの事務所へ単身殴り込みをかける。男たちのそれぞれの物語が、同じ街の同じ時間に交差し、彼らの人生の因果応報が巡っていく。ヒロシ役を青柳翔さん、タケル役を町田啓太さん、テツオ役を鈴木伸之さんがそれぞれ演じる…
上映後、秋山真太郎さん、町田啓太さん、佐藤寛太さんが登壇。黄色い歓声が響く中で舞台挨拶が行われた。
まずは、2025年大阪万博の話題を受けて、未来について語り合う。7年後、佐藤さんは29歳、町田さんは35歳、秋山さんは43歳を迎える。将来を想像した佐藤さんは「高校生の時は何も考えていなかったけど、25歳ぐらいで結婚してそうかな」と発言。秋山さんは「もうおじさんですね」と言いながら「国内外に関わらずお芝居をしていけるような環境を作っていけたら」と未来を見据えている。町田さんは、佐藤さんが最年少でも、劇団EXILEの皆ほぼ30代になることを踏まえ「おじさん達の集まりになってくるんだな。オジサン達になったとしても、多くの作品に挑戦して、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせるような7年後にしたいな」と期待を膨らませていた。
本作は、劇団EXILEのメンバーが総出演の作品。これまでの映画や舞台でも皆が揃ったことはなかった。そんなメンバーをまとめ上げたSABU監督について、町田さんは「写真からは強面に思えてちゃんと喋れるかなと思っていた。実は、とても気さくで優しい愛妻家」と評する。だからこそ「こんなに優しい監督がエッジの効いた作品を手掛けている。現場では、冗談なのか本気なのか分からないような発言をするお茶目なところがある。作中でクスクスと笑えたり、気づいた方が笑えるシーンを盛り込んだりするので、撮影していておもしろい」と絶賛していた。
今回、劇中とは違った雰囲気で登壇した秋山さんだが、自身について「普段はとくかく紳士。劇中と変わらないと思いますが」と謙遜。そんな秋山さんを見て、町田さんは「知的なイメージがある。今作ではアソシエイトプロデューサーとしても参加している。楽屋等では英語の勉強をしている」と紹介する。これを受け、佐藤さんも「いつもフォーマルなスタイル。楽屋も綺麗で清潔感がある」と讃えた。逆に、劇団EXILE最年少の佐藤さんについて、秋山さんは「自由に育っている。個性を潰さないように育てていくのが一番良い。僕らは普通の仕事ではないですからね」とフォローする。2人の様子を見て、町田さんは「秋山さんがこのスタンスでいて下さる。上から押し付けがなく、劇団の皆が上下関係なく仲良く喋れる」と普段の雰囲気を伝えた。
さらに、ここで、質問カードを用いたフリートークへ。お客さんが引いたカードに書かれている質問から自由な会話へと発展していく。今年やろうと思って出来なかったことについて訊かれ、佐藤さんは「クリアできていないゲームが4つある」、町田さんは「趣味が作れていなくて…」とプライベートな回答を受け、秋山さんは「僕の趣味は盆栽。日本の文化を世界に向けて発信したい」とアピール。また、最近泣いたことについて訊かれ、佐藤さんは「『ボヘミアン・ラプソディ』で泣きました」、町田さんは「海外ドラマ『THIS IS US』で毎回泣いています。素敵なドラマですよね」と答えると、秋山さんは「まだ実現していないが、僕が今書いている映画の脚本で泣きましたね」と明かした。
最後に、町田さんは「劇団EXILEとしてメンバー全員の力を合わせて作れた映画は初めてです。これを機会に皆さんに会えて有り難い限りです。こういう機会をどんどん作りたいと思っています」と宣言。また、公開初日に本作のエグゼクティブプロデューサーであるEXILE HIROさんからサプライズ発表があった続編制作発表について「『jam 2』そして「jam project」が始動します。プロジェクトとして映画だけでなく様々なことを展開していきます。ぜひ楽しみにして頂ければ。僕達も皆さんが楽しんで頂けるように精一杯全力で頑張っていきます」と決意し、舞台挨拶は締め括られた。
映画『jam』は、12月1日(土)より、大阪・梅田の梅田ブルク7をはじめ全国の劇場で公開中。
- キネ坊主
- 映画ライター
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