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若夫婦の運命が新婚旅行先で起きた出来事をきっかけに狂っていく…!シアーシャ・ローナン主演『追想』がいよいよ公開!

2018年8月9日

(C)British Broadcasting Corporation / Number 9 Films (Chesil) Limited 2017

 

新婚旅行先で起きたある出来事をきっかけに運命を狂わせてしまう若夫婦の物語『追想』が関西含め全国の劇場で8月10日(金)より公開される。

 

映画『追想』は、1960年代のイギリスを舞台に、海辺のホテルで新婚初夜を迎えた若い夫婦の心の機微を描く。1962年の夏、結婚式を終えた歴史学者を目指すエドワードと若きバイオリニストのフローレンスは新婚旅行で、ドーセット州のチェジル・ビーチを訪れていた。ビーチ近くのホテルの部屋で食事をする新婚の2人は、初夜の興奮や歓喜、そして不安とさまざまな感情に襲われる。会話が緊迫してしまい、空気が気まずくなり、2人は口論を始めてしまう。ホテルを飛び出してしまったフローレンスをエドワードは追いかけるが……

 

本作は、『つぐない』『Jの悲劇』などの映画化作品でも知られるブッカー賞受賞作家イアン・マキューアンの小説『初夜』を映画化。『つぐない』でアカデミー賞にノミネートされ、同作が出世作となったシアーシャ・ローナンが、フローレンス役を演じた。監督はドラマ『嘆きの王冠 ホロウ・クラウン』など手がけ、本作が初の長編映画監督作となるドミニク・クック。

 

映画『追想』は、8月10日(金)より大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、京都のT・ジョイ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸ほか全国ロードショー!

何が新婚夫婦を狂わせていくのか…それは一種の倦怠感でもあるし、ちょっとしたボタンの掛け違いかもしれないし、少しずつ生じていた歪みの爆発とも読み取れる。そんな20代前半の男女二人を30代後半既婚者の私が見てみると、もうちょっと冷静になってみれば、よりを戻せたんじゃないの!?と思ってしまうのは意地悪だろうか。あの時、ふと冷静に相手のことを考えて、それでも一緒になってもいいと思えれば、もう少しお互いに話し合えて、落ち着くところに行けたのではないかと思えてしまう…2人の心象風景をものの見事に痛く悲しく描いており、観る者は凝視せざるを得ない。最後は、この上ない切なさを以て情感が高まっていった。男女の別れを一度でも経験した者にはぜひとも贈りたい一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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