古城の結婚式で巻き起こる騒動を描く『セラヴィ!』いよいよ公開!
©2017 – QUAD + TEN – TEN FILMS – GAUMONT – TF1 FILMS PRODUCTION – PANACHE PRODUCTIONS – LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE
人生で最も華やかなイベントである結婚式に集結した様々な登場人物の悲喜こもごもをユーモアたっぷりに描く『セラヴィ!』が7月6日(金)より公開される。
本作は、『最強のふたり』のエリック・トレダノとオリビエ・ナカシュが監督を務め、主人公に『みんな誰かの愛しい人』のジャン=ピエール・バクリ、共演に『この愛のために撃て』のジル・ルルーシュ、『愛しき人生のつくりかた』のジャン=ポール・ルーブ、『夜明けの祈り』のバンサン・マケーニュが集った。
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映画『セラヴィ!』は、パリ郊外の古城で開かれる結婚式を舞台に、人々の人生や思惑が交差していく様子を軽妙なタッチで描いたコメディドラマ。30年間にわたり数多くの結婚式を手がけてきたベテラン・ウェディングプランナーのマックスは、近頃、引退を考え始めていた。そんなある日、ピエールとヘレナというカップルからの依頼で、17世紀の城を式場にした豪華絢爛な結婚式をプロデュースすることに。いつも通り、式を成功させるため様々な準備を整えて当日に臨むマックスだったが、ウェイターはシワシワなシャツに奇妙なヒゲ、スタッフのひとりは新婦を口説き始め、オーケストラはワンマンショー気取りだったりと、トラブルが続発。マックスの努力は全て泡と消え、感動的になるはずの式は大惨事と化してしまう…
映画『セラヴィ!』は、7月6日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、なんばのなんばパークスシネマ、京都のイオンシネマ京都桂川、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸、尼崎のMOVIX尼崎ほか全国でロードショー。
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最近の日本で公開されるフレンチ・コメディーにはおもしろい作品が多い。『ヒャッハー』シリーズを筆頭に、え、これがフランス映画なの!?と思わせる程に思い切ったコメディーを繰り広げる。そこにはフランスらしいオシャレ感の有無は問わずとも、最終的になんだかジーンとくる展開もあり。本作においても、どう考えてもおもしろい展開になっているのに、一種の感動すら覚えてしまう。「セ・ラヴィ(C’est la vie.)」はフランス語で「これが人生さ」と訳されるが、人生で最も華やかなイベントの一つである結婚式に人生の縮図が表れている。フランスの多様性を示す人生賛歌な作品として大いに楽しめた。なお、今回、一般向けの試写会に特別に入らせてもらい鑑賞させて頂いたが、自然と笑い声が上がる楽しい試写会であった。これは劇場公開されても、和やかなシアターの空気が出来上がりそうだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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