時代を駆け抜けた天才たちを撮り続けた写真家・鋤田正義の奇跡をたどる『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』がいよいよ関西の劇場で公開!
(C)2018「SUKITA」パートナーズ
デヴィッド・ボウイをはじめ世界中のカリスマ的アーティストを被写体として撮り続けたカメラマン、鋤田正義のドキュメンタリー『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』が京阪神の劇場で5月19日(土)より公開される。
映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』は、デビッド・ボウイと40年以上も親交を重ね、イギー・ポップ、マーク・ボラン、YMO、寺山修司、忌野清志郎らのポートレート、アルバムジャケットなど数多く手がけた写真家・鋤田正義を追ったドキュメンタリー。1938年に九州の炭鉱町で生まれた鋤田は60年代に広告写真で注目を集め始める。70年代には海外へ飛び、ボウイとの運命的な出会いを果たした。布袋寅泰、山本寛斎、永瀬正敏、糸井重里、リリー・フランキーら鋤田と親交のある人びとの証言を交えて、2018年5月に満80歳を迎える鋤田の創作活動や人柄に迫っていく…
映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』は、5月19日(土)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と京都・烏丸の京都シネマで公開。また、6月16日(土)からは兵庫・三宮のシネ・リーブル神戸にて公開予定。
私が10代から20代にかけて愛読していたロック雑誌で鋤田さんが撮られた写真をよく観ていた。外国人が撮ったのかなと思っていたら、日本人のカメラマンだった。アーティストのアイデンティティを理解したうえで、作品が持つテーマを前面にした写真はいつだってカッコいいと思える。今月80歳を迎えてもなお現役で被写体を撮り続ける姿はまさにロック。旧態依然にはならず、常に新しい技術を取り込み、新進気鋭のアーティストも撮っていく。いつの時代もアーティストの軌跡が放つ一瞬を捉えたその写真が我々の心を掴んで放さない。今後もどんな写真が発表されていくのか楽しみな限り。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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