神戸開港150年記念事業「35mmFILM映画祭」2月18日よりいよいよ開催
神戸市内すべての映画館で35mmフィルム映写機でのフィルム映画を上映し、神戸市内の映画館めぐりを楽しむ映画祭「35mmフィルム映画祭」が2017年2月18日(土)から3月10日(金)にかけて開催される。
「35mmフィルム映画祭」は、2017年1月1日に神戸港が開港150年を迎えるにあたり、海や港、船への関心を深め、神戸港のさらなる発展のスタートとするために行われる「神戸開港150年記念事業」関連イベントの1つ。神戸は日本で初めて映画が上陸した街であり、デジタル化が進む現在でも、神戸市内の劇場では未だアナログ機材である35mmフィルム映写機を残している。”映画のまち 神戸”に合わせたバラエティ豊かな劇場の特色と、フィルム映写の魅力を伝えるため、神戸市内の映画館で35mmフィルム映写機でのフィルム映画を上映する。
映画祭に参加する映画館は、OSシネマズミント神戸、Cinema KOBE、パルシネマしんこうえん、神戸国際松竹、神戸アートビレッジセンター、シネ・リーブル神戸、神戸映画資料館、元町映画館、OSシネマズ神戸ハーバーランド、109シネマズHAT神戸。
各映画館で上映される作品は以下の通り。
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989年)【OSシネマズミント神戸】
「生誕45周年~ロマンポルノ、狂熱の時代」(特集上映)【Cinema KOBE】
『シベールの日曜日』(1962年)【パルシネマしんこうえん】
『クレイマー、クレイマー』(1979年)【パルシネマしんこうえん】
『繕い裁つ人』(2015年)※デジタル【神戸国際松竹】
『甘い生活』(1960年)【神戸アートビレッジセンター】
『黒蜥蜴』(1968年)【シネ・リーブル神戸】
『青春の風』(1968年)【神戸映画資料館】
『Smoke』(1995年)※デジタル/35mmFILM日替わり上映【元町映画館】
OSシネマズ神戸ハーバーランドではOS創立70周年記念パネル展、109シネマズHAT神戸では神戸開港150年記念パネル展にて、それぞれの歴史がパネルで紹介される。
また、神戸映画資料館では、「映画に見る神戸のファッション」と題して神戸ファッション美術館学芸員の浜田久二雄さんを迎えてのトークショーが開催される。他にもフィルムのデジタルへの変換やフィルムの復元を行っているIMAGICAウェストと組んで35mmフィルムワークショップ「透明のフィルムに絵を描いて、絵を動かそう」「コーヒーを使ってフィルムの現像をしてみよう」が開催される。
「35mmフィルム映画祭」は2017年2月18日(土)から3月10日(金)にかけて神戸市内の各映画館で開催。トークショーは2月18日に開催。ワークショップは「透明のフィルムに~」が3月5日(日)にOSシネマズ神戸ハーバーランドで、「「コーヒーを使って~」が3月25日(土)に神戸アートビレッジセンターで開催される。
なお、現在、「35mmフィルム映画祭」に合わせて製作された、神戸市内すべての映画館が一目でわかる永久保存版冊子
「神戸シネマ・マップ」が神戸市内映画館をはじめ、関西のミニシアター系映画館を中心に無料配布されている。
先月、「35mmフィルム映画祭」についての速報記事を書いた際には、少ない情報を手掛かりに書いただけではあるが、多くのアクセスがあり、個人的にも驚いている。今回は、開催直前ではあるが、公開された情報を元に改めて書いた次第。記事を公開して以降日々コンスタントにアクセスがあった。アクセスした人にとって価値ある記事を今後も掲載していきたい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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