古典落語をライブで、不朽の名作シネマをスクリーンで シアターセブンで十三コテン劇場Vol.7開催
大阪・十三のシアターセブンで「古典落語」と「クラシカルシネマ」のコラボイベント第7弾「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.7~」が3月19日(日)に開催される。
「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.7~」は「古典落語」と「クラシカルシネマ」の、エエとこどりコラボイベント第7弾。イベントの前半はスクリーン前の高座にて、上方のお笑いクラシカルともいえる「古典落語」を「落語的語り口おススメ映画紹介」と共にライブで一席。イベントの後半は往年の世界名作映画を上映。今回の作品は自他共に認める映画好き、落語家の桂米紫さんがセレクト。今回のテーマは”嘘から出た「まっことメデタシ」???”。
落語は、宿屋へ泊まる際に”大金持ちだ”と嘘を吐いてしまった文無し男のどん底と歓喜を描いた『高津の富』。男の嘘を信じきった宿屋の亭主に買わされた高津の富くじを巡って巻き起こる、人生を揺るがす大騒動とは!?一攫千金を夢見る庶民たちの姿が可笑しくも儚い、聞きどころたっぷりの上方落語の名作。
上映作品は、ジーン・ケリーの代表的ミュージカル映画『雨に唄えば』。ジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン監督による傑作ミュージカル。無声映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッドで、人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、ドンはつけ上がった態度のリナに愛想を尽かしている。そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと恋に落ちる。その後、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために不評を買ってしまう。そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つ…
「十三コテン劇場~古典落語とクラシカルシネマ Vol.7~」は3月19日(日)18時から開催(17時30分から受け付け開始、17時45分開場、終焉予定は20時45分)。前売券は一般2,000円シアターセブン会員1,800円ペア割3,800円、当日券は一般2,200円シアターセブン会員2,000円ペア割4,200円となっている(固定席は36名限定)。現在、残席僅かとなっているが、電話(06-4862-7733)とメール(ticket@theater-seven.com)にて予約受付中。
「古典落語」と「クラシカルシネマ」を組み合わせたイベントを2017年の現在に行うことがまずおもしろい。『ラ・ラ・ランド』が公開されたこともあり、今年はミュージカル映画が日本映画/外国映画問わず多く公開されそうな気配がある。その状況下で不朽の名作ともいえる『雨に唄えば』を上映することは十分に価値がある。
落語と映画、どちらかに興味があれば思い切って参加してみては?一方で楽しみながら、もう一方で新たな発見に気づければ十分に価値のあるイベントになっていくことを期待したい。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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