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元国連職員マイケル・スーサンが自らの体験に基づいて著した2008年のベストセラー小説を映画化した『バグダッド・スキャンダル』がいよいよ関西の劇場で公開!

2018年11月30日

(C)2016 CREATIVE ALLIANCE P IVS/ BFB PRODUCTIONS CANADA INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

困窮するイラク市民を救うために国連が編み出した人道支援計画“石油・食料交換プログラム“の陰で、途方もない巨額の不正が行われていた実態を描き出す『バグダッド・スキャンダル』が、関西の劇場でも12月1日(土)より公開される。

 

映画『バグダッド・スキャンダル』は、国連史上最悪の政治スキャンダルといわれる汚職事件を描いたポリティカルサスペンス。2002年、国連事務次長の特別補佐官に任命されたアメリカ人青年マイケルは、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することに。それは、クウェート侵攻に対するイラクへの経済制裁の影響で貧困にあえぐイラクの民間人を救うための人道支援計画で、国連の管理下でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだった。しかし、そこにはフセイン自身や、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が深く関わっており、それがやがて巨額の汚職事件へと発展していく…

 

本作の原作は、元国連職員の作家マイケル・スーサンが自身の体験を基に執筆した小説で、人道支援のための「OFFP(石油・食料交換プログラム)」の裏で行われていた不正を描いた。監督は『ストックホルムでワルツを』のペール・フライが担い、『ダイバージェント』シリーズのテオ・ジェームズが主演のほか、製作総指揮も務めた。

 

映画『バグダッド・スキャンダル』は、12月1日(土)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開。また、12月8日(土)より、京都・烏丸の京都シネマでも公開。なお、神戸・元町の元町映画館でも近日公開予定。

2001年のアメリカ同時多発テロが起きた後、2002年のイラク戦争の直前に、こんなことが実際に起きていたなんて、本当に驚いた。事実は小説より奇なり、とはまさにこのことか。サスペンス映画で起きていそうな状況が実際に起きており、それを小説にし、改めてポリティカルサスペンスの映画として制作された。なんなんだ、この世の中のサイクルというものは…

国連には様々な国の方々が働いているが、それだけ様々な思想があり、思惑を抱いている。一つの巨大な多国籍企業よりもっと複雑で、犯罪が起きかねないと云ってもいいのだろうか。今思えば、当時にこんなことが起きて日本国内のニュースでも報道されていたか記憶が定かではないが、こうやって興味深いサスペンス映画として観れることを感謝したい。とはいえ、現在の国連でも…?

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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