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下克上で報道を正していく女性ディレクターを描く社会派エンタテインメント『偏向報道』がいよいよ劇場公開!

2026年6月16日

©2026偏向報道パートナーズ

 

1人の女性がテレビ局の報道部での情報操作や印象操作に迫る『偏向報道』が6月19日(金)より劇場で公開される。

 

映画『偏向報道』は、テレビ局などの報道機関が特定の立場や意図に基づいて情報を編集・強調することで受け手の考えを誘導する「偏向報道」をテーマに制作した社会派ドラマ。かつてテレビ番組制作ディレクターとして報道に携わった経験をもつ荻野監督が、自身の体験した風通しの悪い縦社会を舞台に、下請け制作会社のディレクターがテレビ局上層部の悪習に立ち向かう姿を描き出す。地方都市のテレビ局・テレビトップの下請け制作会社に所属する、はっきりとものを言う性格のディレクターである油神鈴子。ある時、テレビ局の子会社が、知事のパワハラに関する真偽不明な情報をもとにねつ造映像を制作する。鈴子はその映像の放送を差し止めてほしいと頼まれるが…

 

本作では、『池島譚歌』『私の骨 MY BLOOD BONE』の荻野欣士郎さんが監督・脚本を手がけ、俳優としても活躍するお笑いタレントの鳥居みゆきさんが油神鈴子役で主演を務め、権力で子会社や下請け会社を威圧する報道局長役で誠直也さんが共演。東さや香さん、大迫一平さん、時東ぁみさん、郷田ほづみさん、小野進也さん、螢雪次朗さんら個性豊かな俳優陣が脇を固める。

 

©2026偏向報道パートナーズ

 

映画『偏向報道』は、6月19日(金)より劇場で公開。関西では、7月18日(土)より大阪・十三のシアターセブンで公開。

近年では、SNSでも事あるごとに”偏向報道”という言葉が使われ、その真偽が問われているが、明確なことは何も分かっていない。SNSの性質上、タイムラインに流れていってしまい、忘れ去られていく。いや、それは、SNSが存在していなかった頃から歴然としてある出来事でしかない。本作では、”権力”を持った報道局長が、特定のポストにいる人物を引きずり下ろすために、関係者のコメントがほんの少しでも得られれば、膨張させて民意を作り上げようとしていく。何故、報道局長がそのようなことを起こすのか…彼の裏側も描かれていくが、放送局が得られる利益以上の思惑があるように思えてならない。しかも、特定のポストに関する描かれ方は、この現実に起こっていることを想起させるものであり、監督のプロフィールを確認すると…この意図について詳しくインタビューしてみたいものだ。されど、報道すべきであるのは、”真実”である。”真実”は、意図を以て作られるものではない。正しく”真実”を伝えるためには、キーパーソンを見つけることが重要であり、その裏側では、現場で働くスタッフの成果があるからこそ成立している。放送局においても、下請け制作会社が基盤となる業界ピラミッド構造があり、これは、異業種においても共感できる人々も多くいるのではないだろうか。故に鑑賞後のお客様同時で大いに語り合ってみたい一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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