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クーデターに抗議する在日ミャンマー人を追う『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』が関西の劇場でも公開!

2026年2月3日

©DOI Toshikuni

 

取材開始から10年を経て、すでに自由を体験した若い在日ミャンマー人たちが、ミャンマーの民主化を踏みにじる軍司令官の権力欲に抗して政権打倒を叫び、立ち上がる姿と、日本に対して祖国・自由・民主主義を問う様子を、3部構成で描き出す『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』が2月6日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』は、ミャンマーの民主化運動のため日本に亡命したチョウチョウソーを追った2012年製作のドキュメンタリー『異国に生きる 日本の中のビルマ人』の土井敏邦監督が、同作の続編的作品として制作し、在日ミャンマー人の若者たちにカメラを向けたドキュメンタリー。2021年2月1日、ミャンマー国軍によるクーデターが発生し、ミンアンフライン総司令官が国家指導者の地位に就いた。国軍は前年の総選挙を無効とし、選挙で勝利した国民民主連盟政権の指導者アウンサンスーチー氏らを拘束。国民はこのクーデターに対し非暴力の抗議デモなどで抵抗するが、国軍は武力による弾圧で多数の死傷者を出し、推定350万人以上が国内避難民となった。日本でもクーデター直後から、当時約5万人いた在日ミャンマー人の多くが抗議デモを実施。各地で働く技能実習生の若者たちも東京での抗議デモに駆けつけ、現地支援のための募金活動にも奔走した。映画の第1部では、日本で抗議デモに参加した若者たちの本音を映し出し、『異国に生きる』のチョウチョウソーのその後にも迫る。第2部では、タイ側の国境沿いの町に避難した子どもたちが通う学校を支援する在日ミャンマー人の女性を追う。第3部では、国軍とのつながりが噂される日本ミャンマー協会を取材する。

 

©DOI Toshikuni

 

映画『在日ミャンマー人-わたしたちの自由-』は、2月6日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都、2月7日(土)より大阪・十三の第七藝術劇場で公開。また、神戸・元町の元町映画館でも順次公開。なお、2月7日(土)には、第七藝術劇場とアップリンク京都に土井敏邦監督を迎え舞台挨拶を開催予定。

自分の自由のためには、より多くの人の自由のためになる活動をしなければならない。たとえ今の自分が苦しくても。たとえ自分の人生ではその自由を享受できなくても、多くの人のために自分にできることはやる。真っ直ぐな目でそう語る人達を見ていると胸が苦しくなる。住んでいるだけで自由が脅かされ、命を奪われる国があるという状況をどれだけの日本人が想像できるだろうか。日々戦争のニュースを目にしているが、他の国のことだし日本は関係ないしと思っている人も少なくないんじゃないだろうか。自分自身、何か行動をしているわけではなく、映画や本やラジオから情報を得ることしかできていないので人のことは言えたもんじゃないが、それでも心配になるくらい日本人の想像力は乏しくなっていると感じる。

 

今の日本のアレコレを考えると、そこまで気が回らないのも無理はない。でも、ミャンマーの人々は、自分がどれだけ大変な環境に置かれていようとも、他者に手を差し伸べようと自然に行動する。その行動の一つ一つが、未来の自分たちの”自由”に繋がっていると信じているから。

 

過去、自国に対して加害を行った国に対しても、憎しみの気持ちで接するのではなく、その国が困難を乗り越えた方法を学びに日本へやってくる。それぞれミャンマーで叶えたかった夢があっても、それより自国がよりよくなればと学びに来る。そうやって日本を好意的に見てくれているミャンマー人を意図も簡単に裏切る政治家の姿に絶望を覚える。

 

今、日本では、本当に民主主義として正しいのかな?と思うような形で選挙が行われている。有りもしないことを”問題”として騒ぐ姿も目にする。よく知りもしないで、決めつけて人を傷つける言葉で罵る人が増えたと感じる。じわじわと迫る”自由が取り上げられる未来”が本当に来ないよう、まずこの映画を観よう。そして話をしてみよう。

fromブライトマン

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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