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とある女子大生の失踪事件をきっかけに、うまく共存してきた人間とロボットの関係性に亀裂が走るディストピアサスペンス『マーズ・エクスプレス』がいよいよ劇場公開!

2026年1月27日

©Everybody on Deck – Je Suis Bien Content – EV.L prod – Plume Finance – France 3 Cinema – Shine Conseils – Gebeka Films – Amopix

 

23世紀を舞台に、火星を活動拠点にする私立探偵が、依頼を受け、相棒のアンドロイドと共に行方不明の女子大生を捜索する『マーズ・エクスプレス』が1月30日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『マーズ・エクスプレス』は、23世紀の火星を舞台に、人間とロボットが共存するリアルな未来を描いたフランス発のSFアニメ映画。本作が長編デビューとなるジェレミー・ペラン監督が、大友克洋、押井守、今敏ら日本アニメーション界の巨匠たちにインスピレーションを得て制作。実在の火星探査機「マーズ・エクスプレス」の名をタイトルに、最新の宇宙研究に基づきながらオリジナルストーリーで描き出す。西暦2200年。地球での仕事を終え活動拠点の火星に戻ってきた私立探偵アリーヌは、ある男から「行方不明になっている大学生の娘を捜してほしい」という依頼を受け、アンドロイドの相棒カルロスとともに捜索に乗り出す。調査を進めていくなかで、火星の首都ノクティスの暗部に足を踏み入れた彼らは、腐敗した街の裏側や、強大な権力を持つ企業の陰謀、そして人間とロボットが共存する社会の根幹を揺るがす事態に巻き込まれていく。

 

本作では、『ジュリアン』のレア・ドリュッケール、『007 慰めの報酬』のマチュー・アマルリックが声優として参加。日本語吹き替え版では、私立探偵アリーヌ役を佐古真弓さん、相棒カルロス役を安元洋貴さん、大企業の代表ロイジャッカー役を内田夕夜さん、天才ハッカーのロベルタ役を三瓶由布子さんが担当している。

 

©Everybody on Deck – Je Suis Bien Content – EV.L prod – Plume Finance – France 3 Cinema – Shine Conseils – Gebeka Films – Amopix

 

映画『マーズ・エクスプレス』は、1月30日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や心斎橋のkino cinéma、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

日本アニメーション界の巨匠達による作品へのオマージュが存分に伝わってくる本作が、長編デビュー作品であることに驚くばかり。とはいえ、SF作家アイザック・アシモフによるロボット工学三原則「第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。」「第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。」「第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。」を根底に据えていることで、十分に信頼できる作品だ。主人公の私立探偵アリーヌは人間、相棒のカルロスはアンドロイドであり、この2人のバディ・ムービーとして観ても十分に楽しめる。最初は、探偵として淡々と仕事をこなしながらも、気づけば、開発されて進化した火星のコアであり、暗部に踏み込んでいく。それは、存在していないディストピアSF小説の映像化として、十分に哲学が備わっているようにも感じられた。特に、ロボット工学三原則の第三条を象徴的に描いているようにも感じさせられる。人間とロボットが共存するリアルな未来を描こうとしている本作であるが、翻って、現実の共生社会を描こうとしていると思わずにはいられない。今の時代にこそ劇場で鑑賞すべき一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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