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『復讐の神』をめぐる論争を描いた傑作演劇!《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『インディセント』》がいよいよ劇場公開!

2025年11月11日

©Carol Rosegg 松竹 ©BroadwayHD/松竹

 

1907年のポーランドを舞台に、衝撃的な内容の演劇をめぐる論争と、困難に立ち向かっていく芸術家達の姿を描く《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『インディセント』》が11月14日(金)より全国の劇場で公開される。

 

《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『インディセント』》は、その衝撃的な内容から逮捕・有罪判決を受けた20世紀ポーランドの作家ショーレム・アッシュの演劇「復讐の神」をめぐる論争を描いた社会派ミュージカル「インディセント」を、映像収録してスクリーン上映。ピュリッツァー賞受賞歴を持つ脚本家ポーラ・フォーゲルが原作・脚本を手がけ、第71回トニー賞で最優秀演出賞と演劇照明デザイン賞を受賞した舞台を収めた。1907年のポーランドで、売春宿の娘と、その父のもとで働く女性の恋愛を描いた戯曲「復讐の神」が誕生する。この歴史的戯曲を再び舞台によみがえらせるため、数々の困難に立ち向かう芸術家達の姿を描く。ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作。

 

《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『インディセント』》は、11月14日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際で公開。

1907年のポーランドを舞台に、売春宿の娘と彼女の父のもとで働く女性の恋愛を描いた「復讐の神」という戯曲を上演するために、困難に立ち向かっていく演出家や役者らの姿を描いた本作。作品冒頭では、「復讐の神」で描かれているらしきシーンの一部が演じられていくが、それが何を意味しているのか容易には理解できず、翻って本作に惹き込まれてしまう。「復讐の神」の内容がシリアスであるため、その後に描かれていく、上演するために東奔西走する姿は、一種のコメディのようにも表現されていく。関係者に台本を読んでもらう光景は、時間経過を演出しながら変化しており、滑稽ですらあった。まさに、チャーリー・チャップリンの名言”人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である”を体現しているようにも感じられる。タイトルの”インディセント”(原題は”Indecent”)には、そもそも”不適当な,妥当でない”といった意味があり、「復讐の神」にあてられた審判の結果ではあるが、翻って、判断した側にもあてがわられる値するものであるようにも感じられる。エンターテインメント作品として必要な喜怒哀楽の要素がしっかりとこめられたのが「復讐の神」という戯曲であり、最終的には、冒頭に描かれた「復讐の神」のシーンに込められた意味にも気づかされるだろう。だからこそ、トニー賞でも大いに評価されたことに納得できる一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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