壮絶なるタイの刑務所内での暴力を描くネオ・ノワール『青春2001』が第20回大阪アジアン映画祭のタイ・シネマ・カレイドスコープ2025で日本初上映!

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壮絶なるタイの刑務所内での暴力を描く『青春2001』が第20回大阪アジアン映画祭のタイ・シネマ・カレイドスコープ2025で日本初上映された。
映画『青春2001』…
スラム街で虐げられていた若者は刑務所で友情を得るが、暴力に満ちた世界で仲間たちと共に駆け抜けた日々の先に待つのは、希望か、それとも破滅かー。『四天王』(OAFF2022)プティポン・ナークトーン監督の新作。
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映画『青春2001』は、3月20日(木)15:45よりテアトル梅田でも上映。

母親の尊厳を守る思いが行き過ぎた果てに犯してしまった銃殺による罪で収監された主人公。だが、行きついた刑務所は魔の巣窟であった。他国の映画では、一度入ってしまったら出所する目途はないとされる場所として描かれることが多いが、本作においては想像を絶する場所であった。看守長をはじめ、受刑者の悪行を見て見ぬふりをしているとしか思えず、救いを求めることは無意味としか書きようがない。新入りのターゲットとして見定められたら、理由なき執拗な暴力を受け続けるしかない。されど、受刑者といえど、人格者的な存在はあり、希望が全くない暗闇の中に一筋の光が差したかのようだった。しかし、世の中に対して絶望としか思えない出来事がもたらされてしまう。そして、追い打ちをかけるような出来事が刑務所の中でも起きてしまい、一騎打ちの一途に至ってしまうしか他がなかった。世紀が代わったとしても、現実社会に潜む闇は決して消えることはない、と愚直にも本作は伝えている。

- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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