初代から盾を受け継いだ次代のキャプテン・アメリカを描く『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』がいよいよ劇場公開!
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© 2025 MARVEL.
引退したヒーローに盾を託された男性が重圧を背負いながら、強大な陰謀に立ち向かう『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』が2月14日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、『アベンジャーズ』シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で中心的役割を担ってきたヒーローのキャプテン・アメリカを主役に描く『キャプテン・アメリカ』のシリーズ第4作。初代キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、ヒーロー引退を決めたスティーブから“正義の象徴”でもある盾を託されたファルコンことサム・ウィルソンが、新たなキャプテン・アメリカとなった。そんなある時、アメリカ大統領ロスが開く国際会議の場でテロ事件が発生する。それをきっかけに各国の対立が深刻化し、世界大戦の危機にまで発展してしまう。混乱を収束させようと奮闘するサムだったが、そんな彼の前にレッドハルク(赤いハルク)と化したロスが立ちふさがる。しかし、そのすべてはある人物によって仕組まれていた。
本作では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストで盾を託された後、ドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』での戦いを経て新たなキャプテン・アメリカとして立つことを決意したサムを、これまでのMCU作品から引き続きアンソニー・マッキーが演じた。また、過去にもアベンジャーズのヒーローたちとたびたび対立し、本作ではアメリカ大統領に就任したサディアス・ロスを、2022年に他界したウィリアム・ハートに代わり、ハリソン・フォードが演じる。そのほか、『インクレディブル・ハルク』に登場したティム・ブレイク・ネルソン演じるサミュエル・スターンズやリブ・タイラー演じるエリザベス・ロスも再登場。「SHOGUN 将軍」の平岳大が日本の首相役で出演した。監督は『クローバーフィールド・パラドックス』『ルース・エドガー』のジュリアス・オナーが務めている。
© 2025 MARVEL.
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2月14日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマやT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばやなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
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ディズニーより、『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の試写会に招待されました。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のラストでは、絶対的なヒーローであるキャプテン・アメリカが、その象徴の盾をファルコンに託すさまが描かれた。そして、ファルコンが盾の称号と責任に悩むところからスタートするドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を経て、ファルコンことサム・ウィルソンが、新たなキャプテン・アメリカとなった。そして、サムの相棒であるホアキン・トレスがファルコンに。2008年に始まったマーベル・スタジオ映画の中で、ヒーローが受け継がれていくことを象徴的に描いた本作。されど、受け継がれたとはいえ、自身が相応しいのか本質的なところでさいなやむと共に周囲からのプレッシャーも大きい。決して自らのスーパーパワーを持っているのではなく、フライトスーツを着用することで自由自在なアクションが出来ると共に、盾を使うことをメインにしていることで、あくまでも”守る”というコンセプトを大事にしていることは揺るがずに受け継がれていることも象徴的だ。とはいえ、守るべき相手が魔の手によって操られているならば、それを解くべき戦いを辞さないのも頼もしい。本作においては、誰がどのような意図を以て操ろうとしているのか。最終的な目的は一体何なのか…とサスペンス要素を含んだアクション映画として成立させている。なお、本作を監督しているジュリアス・オナーは『クローバーフィールド・パラドックス』『ルース・エドガー』といった比較的小規模な作品を手掛けてきたこともあり、本作には大抜擢。近年のMCU作品では、小規模作品の監督から抜擢することが多く、ジュリアス・オナーも今後のMCUでどのような活躍をしていくのか楽しみな限りである。
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- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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