松本卓也監督新作『ダイナマイト・ソウル・バンビ』独立クラウドファンディング実施!
(C)シネマ健康会/ダイナマイト・ソウル・バンビ
『ライブハウス レクイエム』や 『ミス ムーンライト』の松本卓也監督が現在編集中の新作『ダイナマイト・ソウル・バンビ』について、独立クラウドファンディングを現在実施している。
松本卓也監督は、『ライブハウス レクイエム』が名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」で上映され評価された。これをきっかけに、同館主催の映画制作プロジェクト「Filmusic in 中川運河」の第3弾として、中川運河の「秋」の魅力に音楽を盛り込んだ短編映画3本を制作する監督の1人に抜擢された。
手掛ける作品は『ダイナマイト・ソウル・バンビ』。松本監督がこれまで用いてこなかったセクシー&バイオレンスな要素を持った男達のドロ臭い系群像劇を描く。インデペンデント映画業界で勢いのある若手監督の山本は、天野プロデュサーに見出され、低予算だが長編映画『ダイナマイト・ソウル・バンビ』制作の機会を得る。山本は仲間のスタッフ、キャストらと共に意気込み、プロチームと合同で撮影に挑む。その様子をメイキングカメラ担当の谷崎が記録していた…なお、松本監督自身が、架空の若手監督 山本を演じる。メイキング映像と本編映像が同時進行する新機軸のパラレル映画となっている。
(C)シネマ健康会/ダイナマイト・ソウル・バンビ
今回、独立体制でクラウドファンディング を実施。既存のクラウドファンディングサイトのサービスを使った場合、運営サイトに支払う10〜20%程度の手数料が発生する。制作チームによる運営によって、手数料分も製作費に回せると考え、今回の募集に至った。集まったお金は、カラコレ(カラーコレクション、編集段階で映像の色彩を補正する作業)や、MA(マルチオーディオ、映像の現場音・アフレコ・ナレーション・効果音・BGM等、音素材を調整し、ミックスする音声編集作業)といった編集作業、字幕作成、海外映画祭出品料に充てられる予定。ご寄付いただいたサポーターには、金額により、出演者や監督のサイン入り劇中生写真 (指名も可能)、撮影用台本やTシャツ等のオリジナルグッズ、WEB試写会や公開記念パーティーへの招待等の特典が約束されている。
松本監督は専用サイト内で「本作は今劇場公開されている作品とはひと味もふた味も違う作品になると思います。そしてその味が意外とクセになるのではないかと確信しています」と自信満々。さらに「決してお上品な味ではありませんが、ジャンクでどこか中毒性のある様な新感覚エンターテイメントを目指しています」と掲げている。
『ダイナマイト・ソウル・バンビ』の独立クラウドファンディングはプロジェクトのサイトで現在募集中。2月末まで募集を予定している。
- キネ坊主
- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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