バレエ学校から最高位“エトワール”目指す黒人少女を描く『ネネ -エトワールに憧れて-』がいよいよ劇場公開！

2024年11月4日

黒人の少女が、保守的な校長や同級生の妬みに負けず、才能を開花させていく『ネネ -エトワールに憧れて-』が１１月８日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『ネネ -エトワールに憧れて-』は、人種差別や才能への嫉妬に苦悩しながらもパリ・オペラ座の最高位エトワールを目指す少女の奮闘を描いたドラマ。パリ郊外の団地に暮らす労働者階級の家庭に生まれ育った１２歳の黒人少女ネネは、パリ・オペラ座バレエ学校の入学試験に見事合格を果たす。エトワールに憧れるネネは、熱心にレッスンに励み才能を開花させていくが、伝統を守ることに固執する元エトワールの校長マリアンヌは「バレエは白人のもの」と彼女を邪険に扱う。さらにネネの才能に嫉妬する同級生たちから嫌がらせを受け、ネネはこのままバレエを続けるか悩むように。そんな中、校長マリアンヌのある秘密が明らかになり…［配給：イオンエンターテイメント］

本作では、俳優ルイ・ガレルとバレリア・ブルーニ・テデスキの養女オウミ・ブルーニ・ガレルが主人公ネネを熱演し、『ジャンヌ・デュ・バリー国王最期の愛人』のマイウェンが校長マリアンヌ、『魂のゆくえ』のセドリック・カーンがオペラ座の演出家を演じた。オペラ座の現役エトワールであるレオノール・ボラックが本人役でバレエを披露。監督はラムジ・ベン・スリマンが務めた。

映画『ネネ -エトワールに憧れて-』は、１１月８日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、京都・烏丸の京都シネマ等で公開。

パリ・オペラ座バレエは階級制となっており、５段階ある階級の最高位であるエトワールになるためには非常に厳しく、何年も主要な役を踊り、人並外れた卓越性と美点を持つことを示す必要がある。そんな至上のバレエ・ダンサーとなるために、まずはパリ・オペラ座バレエ学校に入学することが必須だ。パリ郊外の団地で育った労働者階級の家庭で育った１２歳の黒人少女ネネは、ダンスが本当に大好きで、屋外で伸びやかに踊る喜びを感じさせ、類稀なる才能を感じさせる。生徒を見定める振付家らは、各々の意向がありながらも、ネネの才能を評価していた。だが、ネネを羨ましがったり妬んだりする同級生によって、様々な見えない壁が立ちはだかっていく。そんな壁を気にせず、かわしていくことが正攻法かもしれないが、あくまで成長段階の一途にあるネネは、真正面からぶつかり、衝突を重ねてしまう。その後には、大人である振付家を前にすると、思うように振る舞えず自身の首を絞めてしまうしかないのが、なんとも切ない。だが、救いの手は意外なところにあった。トップに立ったものならば、誰しもが人知れず苦労してきたことを改めて思い知らされる。ネネがどのように羽ばたいていくのか、しかと見届けてほしい。

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