22歳の女の子が誕生日を迎えるまでの15日間で自らの生活を感じ取ろうとする『スミコ22』が第１９回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門で世界初上映！
2024年3月6日
©スミコ22
あいまいな感覚のまま人生を過ごしていると気付いた女性が自らと会話を重ねながら新生活を送る様子を描く『スミコ22』が第１９回大阪アジアン映画祭のインディ・フォーラム部門で世界初上映された。
映画『スミコ22』…
スミコはふと思う、自分の感覚がひどく曖昧なものになっていることに──。福岡佐和子とはまださつきによる映像制作ユニット「しどろもどリ」最新作。『浜辺のゲーム』等の堀春菜さんが主演を務める。
©スミコ22
映画『スミコ22』は、３月７日（木）１７：００よりシネ・リーブル梅田でも上映。そして、６月２９日（土）より全国の劇場で順次公開予定。
新卒入社早々、大変な仕事に巻き込まれ、気づけば退職してしまった主人公。何も考えられず発言すらできないようになっていたけども、次の誕生日を迎えるまでに、思い切って、自分の考えを話すようになった。突然の発言に周囲をビックリしてしまうけども、なんだかおもしろいことになりそうだから、盛り上げていく。何気ない会話の中で相手が喜んでくれるのならば、自分の存在意義も確かめられる。以降、日々のちょっとした出来事が楽しくなってきた。意味の無さそうなことは、本当に意味がないかもしれないし、ひょっとしたら大事な事が隠れているかもしれない。何気ない日々が愛おしく思えてきた。監督・脚本・編集を担当した福岡佐和子さんが綴った日記を基にした物語のようで、日々のちょっとした出来事に注目できることは素晴らしいんだな、と感じられる。１５日間の出来事をシンプルに描くだけでも愛おしい作品が出来上がるんだな、と実感できる一作であった。
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