『ハンガー・ゲーム』から64年をさかのぼった前日譚!『ハンガー・ゲーム0』がいよいよ劇場公開!
©2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
スーザン・コリンズの小説を映画化したサバイバル・アクション『ハンガー・ゲーム』シリーズ第5弾で、後に独裁者となるコリオレーナス・スノーの若き日を描いたシリーズ第1作目の前日譚の物語を描く『ハンガー・ゲーム0』が12月22日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ハンガー・ゲーム0』は、スーザン・コリンズのベストセラー小説を映画化した世界的ヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』の前日譚。シリーズ第1作で主人公カットニスがプレイヤーに志願する64年前を舞台に、ドナルド・サザーランドが演じた独裁者コリオレーナス・スノーの少年時代を描く。反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から1人ずつ選ばれた少年少女が最後の1人になるまで殺し合う「ハンガー・ゲーム」。記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳のスノーは、貧しい境遇から抜け出すべく優勝を目指す。しかし彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区出身で“歌”を唯一の武器とする少女ルーシーだった。
本作では、イギリス出身の俳優トム・ブライスが若き日のコリオレーナス・スノー役で主演を務め、『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼグラーがルーシーを演じる。『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンス監督が引き続きメガホンをとり、『アサシン クリード』のマイケル・レスリーと『リトル・ミス・サンシャイン』のマイケル・アーントが脚本を担当した。
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映画『ハンガー・ゲーム0』は、12月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や七条のT・ジョイ京都、神戸のOSシネマズ神戸ハーバーランド等で公開。
『ハンガー・ゲーム』シリーズ第1作目(第74回大会)の64年前(第10回大会)が舞台となる本作。第12地区に暮らす少女が中心の物語ではなく、その少女の教育係に任命された少年の視点で描かれていく。この少年こそが、後に独裁者となるコリオレーナス・スノーだ。…と聞くと、全9作で構成された某スペースオペラ作品のプリクエル3部作のようにも感じた。実際、本作は三章構成の物語となっており、近しいところがある。若きスノーが少女ルーシーと出会い関係を構築していき、ハンガーゲームに挑んでいくが…シリーズ各作品で描いてきたように意外な展開へと進んでいく。つまり、如何にして独裁者の片鱗を観る者が見出していくか、もポイントだろうか。現時点では、スーザン・コリンズによる原作小説は、前日譚に関しては本作のみである。シリーズ第1作目に至るまでには60年超の期間があるので、さらに執筆され映画化される可能性もあるだろうか。楽しみにしておこう。
- キネ坊主
- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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