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海辺の映画館で働く女性と青年が次第に心を通わせていく姿を描く『エンパイア・オブ・ライト』がいよいよ劇場公開!

2023年2月21日

(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 

1980年代の閑静なイギリス南岸のリゾート地の映画館で働く、辛い過去を持つ女性と夢を諦めた青年を描く『エンパイア・オブ・ライト』が2月23日(木)より全国の劇場で公開される。

 

映画『エンパイア・オブ・ライト』…

厳しい不況と社会不安に揺れる1980年代初頭のイギリス。海辺の町マーゲイトで地元の人々に愛されている映画館・エンパイア劇場で働くヒラリーは、つらい過去のせいで心に闇を抱えていた。そんな彼女の前に、夢を諦めて映画館で働くことを決めた青年スティーヴンが現れる。過酷な現実に道を阻まれてきた彼らは、職場の仲間たちの優しさに守られながら、少しずつ心を通わせていく。前向きに生きるスティーヴンとの交流を通して、生きる希望を見いだしていくヒラリーだったが…

 

本作では、『アメリカン・ビューティー』『1917 命をかけた伝令』の名匠サム・メンデスが、『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマンを主演に迎えて描いた。『ブルー・ストーリー』のマイケル・ウォードがスティーヴンを演じ、『英国王のスピーチ』のコリン・ファース、『裏切りのサーカス』のトビー・ジョーンズが共演。撮影は『1917 命をかけた伝令』でもサム・メンデスとタッグを組んだロジャー・ディーキンスが務めた。

 

(C)2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 

映画『エンパイア・オブ・ライト』は、2月23日(木)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋、難波のTOHOシネマズなんば、京都・三条のMOVIX京都や烏丸の京都シネマ、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSや神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

今回、ディズニーより、『エンパイア・オブ・ライト』の試写会に招待頂きました。2023年、日本でも映画や映画館に関する作品が多く公開されていく。コロナ禍となり、改めて映画や映画館への思いが見直されているのかな、と感じている。本作もその一作品と云えようか。小生も、10代や20代の多感な時期に劇場で多くの様々な映画を観てきてことで、知見を広げ価値観が構築してきたように考えている。人によっては、日常生活における避難所やサードプレースの意味合いもある、ということを知り、映画館が持つ意味も様々であると気づかされた。本作においても、映画館には多様な人々が働いており、だからこそ様々な名作と言われるような作品をお客様に向けて上映され続けているんだな、と感じる。とはいえ、本作で描かれているのは1980年代初頭のイギリス、厳しい不況と社会不安に揺れていた時代であり、映画館も影響を受けない訳ではない。あらゆる危険がある中で、映画館を営業し続けていた方々がいたことに思いを馳せたい。名匠サム・メンデス監督がお客様に向けて送る映画や映画館へのラブレターをしっかりと受けとめておこう。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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