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1970年代後半の日本を舞台に、自分たちの音楽を届けようとした若者たちの姿を描く『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』がいよいよ劇場公開!

2026年3月24日

©2026映画『ストリート・キングダム』製作委員会

 

写真家の地引雄一さんによる自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」を基に、1970年代後半の日本を舞台に、パンク・ロックを生み出した若者たちを描く『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』が3月27日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』…

日本で初めてパンクロックを自分たちの手で生み出した若者たちによるムーブメント”東京ロッカーズ”の姿を、彼らのカメラマン兼マネージャーだった写真家・地引雄一さんの自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」を原作に描く。1978年、ラジオで耳にしたセックス・ピストルズに突き動かされて上京したカメラマンの青年ユーイチは、小さなロックミニコミ誌「ロッキンドール」をきっかけに、ライブハウスを訪れる。そこは音楽もバンドも観客たちも何にも縛られない生のエネルギーにあふれた場所で、ボーカルのモモが率いるバンド”TOKAGE”のライブに衝撃を受けたユーイチは夢中でシャッターを押す。正式にカメラマンとして撮影を依頼されたユーイチは、彼らと交流を重ねていく。やがて彼らの音楽は若者たちを熱狂させ、そのムーブメントは”東京ロッカーズ”と呼ばれ日本のロックを塗り替えることとなる。

 

本作では、『アイデン&ティティ』の監督である田口トモロヲさんと脚本家の宮藤官九郎さんが再タッグを組んだ。峯田和伸さんがユーイチ役、若葉竜也さんがモモ役で主演を務め、吉岡里帆さん、仲野太賀さん、間宮祥太朗さん、大森南朋さん、中村獅童さん、中島セナさんが共演。『アイデン&ティティ』の大友良英さんが音楽を手がけた。

 

©2026映画『ストリート・キングダム』製作委員会

 

映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』は、3月27日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマ、難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

田口トモロヲ監督が宮藤官九郎さんが再びタッグを組んで音楽青春映画を手掛ける…!本作のニュースリリースを最初に観た際には、まさに『アイデン&ティティ』の再来ではないか!と興奮した。小生にとって、『アイデン&ティティ』は青春映画ベストだ!自らが作り上げたい音楽と求められている音楽の狭間で揺れ動き藻掻いていく有様に、観ている自身の状況を重ね合わせながらグッと胸を掴まれたものだ。今でも久しぶりに鑑賞してみると、その当時の自分とどこか重なり合うような箇所があり、ベストであることに揺るぎないと思わせてくれる。

 

そんな『アイデン&ティティ』の再来であるような本作がピックアップしたのは、”東京ロッカーズ”のムーブメント。音楽雑誌などにおいて、音楽評論家の中込智子さん等が書いていたことで知るようになった”東京ロッカーズ”。リザードやフリクションといった今となっては伝説のバンドに関するエピソードを垣間見れるだけでも有難い限り。メジャーのレコード会社に主導されることなく、”マイナー”という言葉ではなく、インディペンデント(インディーズ)と云われることを誇りにして、大きな力に振り回されず自らが追求したい音楽を追い求める姿は、まさに誇らしく格好良かった。これぞ『アイデン&ティティ』に対するアンサー映画のようでもある。

 

なお、本作では、”東京ロッカーズ”のムーブメントが落ち着いた後に起きていた、日本のパンクシーンを描いていることも注目すべきポイント。あのスターリンが起こしていたパンクのライブを再現させているので、気分は最高に盛り上がってしまう。しかし、スターリンのヴォーカルである遠藤ミチロウさんは、ステージを降りれば、しっかりとした考えがある頭の良いアニキであり、ソロになっても格好良さは揺るぎない。天国にいるミチロウさんは本作のことを喜んでいるかな。

 

インディペンデントであるには斯くあるべし、と思わせてくれる作品であり、様々なカルチャーシーンにおける表現者には是非とも鑑賞してほしい一作である!

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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