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夫を失った代わりに手に入れたのは欠陥物件だった…!『ドゥリム パレス』がいよいよ劇場公開!

2026年3月24日

©2022 INDIESTORY Inc. All rights reserved.

 

新築タウンマンションを舞台に、部屋に構造上の欠陥を見つけた住人が、不動産会社や管理組合に対応を求めるも相手にされず、抗議活動に身を投じていく『ドゥリム パレス』が3月28日(土)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ドゥリム パレス』は、韓国の新築マンションを舞台に、建築欠陥や住民間の対立に翻弄される女性の姿を通して現代資本主義の歪みを浮かび上がらせたドラマ。職場での事故火災で夫を亡くしたヘジョンは真相を求めて会社への抗議活動を続けてきたが、長引く闘いの末に仕方なく和解金を受け入れ、中学生の息子ドンウクを連れて新築タウンマンション”ドリームパレス”へ移り住む。新生活への希望もつかの間、自室に建築上の深刻な欠陥が発覚するが、不動産会社は取り合おうとせず、管理組合で問題を提起しても、事なかれ主義の住民たちは何もしようとしない。ヘジョンは修繕費を捻出するためマンションの値下げキャンペーンに参加し、かつて同じ火災で夫を亡くしたスインに部屋を安く譲ろうとするが、資産価値を下げる行為として住民たちから非難され、孤立を深めていく。

 

本作の主演は『コンクリート・ユートピア』のキム・ソニョン。共演は、ドラマ「宮 Love in Palace」のイ・ユンジ、ドラマ「弱いヒーロー Class2」のチェ・ミニョン、ドラマ「善意の競争」のキム・テフン。カ・ソンムン監督が長編初メガホンをとり、2023年の第59回大鐘賞にて、韓国映画界が注目する新人監督に贈られる”注目の視線”賞を受賞した。

 

©2022 INDIESTORY Inc. All rights reserved.

 

映画『ドゥリム パレス』は、3月28日(土)より全国の劇場で公開。関西では、4月3日(金)より京都・烏丸の京都シネマや兵庫・丹波のヱビスシネマ。、4月17日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田、4月25日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。

『パラサイト 半地下の家族』によって、韓国の住宅事情に関して注目が集まった。その後の事情に関して、本作が製作された頃について調べてみると、ソウルに隣接した地域にはニュータウンが建設され、地下鉄やバスの路線が充実し、ソウル中心部へのアクセスは格段に便利になっており、ソウル以外のエリアで部屋を探す人も少なくないようだ。

 

今作では、夫を職場での事故火災で亡くし、会社への抗議活動の末に仕方なく和解金を受け入れ、新築タウンマンションを購入し引っ越した女性が更に遭遇する出来事を描いていく。苦しみからどうにか抜け出し、心機一転したいところだが、購入した物件は、欠陥住宅だった。管理組合に助けを求めても個々の問題として扱われるばかり。彼らは、住宅の価値が下がっていくことに対して戦っているだけだった。本質的には、その戦いに意味があるのだろうか、と憤ってしまう。そんな戦いを他所目にして、欠陥住宅に対する対処についてあらゆる手段を企ていく。冷静になってみれば、本作に登場する人物達は自分のことに必死になっており、協力する者がいれば手を組むが、周りの状況が見えていない者ばかり。彼等の思いが食い違っていく程、次々にトラブルが起こり、大惨事へと至ってしまい、新たな犠牲者を作り出してしまう。そんな負の連鎖によって、本作は最終的にどのように終わりを迎えるのか。住宅を購入した者にとっては他人事として観られない作品だった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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