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東日本大震災を見つめ、異母姉妹が心の傷と向き合う『この場所』がいよいよ劇場公開!

2026年2月24日

©2026 映画「この場所」Film Partners

 

父の遺言書を巡って衝突する異母姉妹の喪失と再生を描く『この場所』が2月28日(土)より全国の劇場で公開される。

 

映画『この場所』は、東日本大震災から十数年後の岩手県陸前高田市を舞台に、文化も人種も異なる異母姉妹の心の復興とアイデンティティの再生を描いた、日本・フィリピン合作によるドラマ。陸前高田市に暮らす20歳の美大生である橋本レイナは、最愛の父を突然亡くし、悲しみに打ちひしがれる。そんな彼女の前に、フィリピンからやって来た7歳上の異母姉エラが現れる。長い間音信不通だったエラがなぜ父の死後に突然姿を見せたのか、レイナはその真意がわからず戸惑ってしまう。文化も人種も異なる姉妹は、衝突と理解を繰り返しながら心の傷と向き合い、家族や祖国への思いを問い直していく。

 

本作では、『PERFECT DAYS』『この夏の星を見る』の中野有紗さんがレイナ役で主演を務め、フィリピンでの映画賞である第48回ガワッド・ウリアン賞で外国人俳優として初めて最優秀女優賞を受賞。フィリピンで活躍する俳優ギャビー・パディラが姉エラを演じ、『嗤う蟲』『ハッシュ!』の片岡礼子さん、『PLAN 75』の市川シェリルさん、『バベル』の二階堂智さん、『ユンヒへ』の薬丸翔さんが共演。震災前の2010年からビジュアルアーティストとして東北各地を訪れ、地元のコミュニティと交流を続けてきたフィリピンのハイメ・パセナ2世が長編初監督・脚本を手がけた。

 

©2026 映画「この場所」Film Partners

 

映画『この場所』は、2月28日(土)より全国の劇場で公開。関西では、京都・出町柳の出町座で近日公開。

命にまつわる突然の出来事を受けとめることは、悲しいことであれ幸せなことであれ誰しも簡単ではない。本作『この場所』では、フィリピンに暮らす姉のエラと美術大学に通うレイナの異母姉妹が時にぶつかり、時に理解し合いながら、お互いに抱える心の傷に向き合う。

 

最愛の父を突然失い悲しみにくれるレイナのもとへ、長年音信不通だった姉 エラがやってくる。もちろん、父と最後の挨拶をするための来日だが、それ以外にもなにか気になる事がある様子。レイナは被災した時、父に助けられて以来、父親に依存するようになり心が不安定。しかし突然父が亡くなってしまい心の整理がつけられないでいる。お互いに別々の苦悩を抱えており、共通の言語もないため、思いがすれ違っていく。今や陸前高田という場所だけが二人に取って唯一と言ってもいい繋がり。大自然を眺めながら、ぶつかり合い、二人は少しづつ心をひらいていく。

 

姉妹を演じた中野有紗さんとギャビー・パディラさんは、お互いとてもナチュラルな演技をする人達だが、2人は共通して”目”の演技力が素晴らしかった。ギャビー・パディラさんは覚悟が決まりながらも強がっている役柄なので、力強い目線が多い。中野有紗さんが演じるレイナの身にあることが起きた際の不安げな表情とのギャップも素晴らしい。反面、中野有紗さんの役柄は常に不安を抱えている為、目の中が曇っている事が多い。しかし、ギャビー・パディラさん演じるエラが本心を言わないまま、自分の意志を通そうと発言をした際には、亡き父親を思って急激に力のこもった目になる。この目の演技は必見だ。

fromブライトマン

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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