死んだはずの殺人鬼が無敵になり、生き残った少年の妹を狙う『ブラックフォン 2』がいよいよ劇場公開!
©2025 Universal Studios. All Rights Reserved.
前作から4年後を舞台に、死んで無敵と化した殺人鬼が、生き残った少年の妹を狙う『ブラックフォン 2』が11月21日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ブラックフォン 2』は、前作で殺人鬼に監禁されながらも生還した少年とその妹が、死者となって再び現れた殺人鬼に立ち向かう姿を描く。子どもの失踪事件が多発するコロラド州の町で、連続殺人鬼グラバーに誘拐され地下室に監禁された少年フィニーは、断線した黒電話に届く「死者からのメッセージ」と、妹グウェンの不思議な力に助けられ生還を果たした。4年後、フィニーは17歳になった現在も事件のトラウマに苦しんでおり、グウェンは意志の強い15歳の少女へと成長していた。3人の子どもが殺される悪夢を見るようになったグウェンは兄を説得し、現場となったウィンターキャンプの地へ向かう。そこで彼らが突き止めたのは、殺人鬼グラバーと自分たちの家族を結びつける、あまりにもおぞましい真実だった。
本作は、『ドクター・ストレンジ』『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン監督がジョー・ヒルの短編小説「黒電話」を映画化した2022年のスリラー『ブラック・フォン』の続編。前作に引き続きイーサン・ホークが殺人鬼グラバーを怪演し、メイソン・テムズがフィニー役、マデリーン・マックグロウがグウェン役を続投している。

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映画『ブラックフォン 2』は、11月21日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や九条のT・ジョイ京都、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。
ディズニーより、『ブラックフォン 2』の試写会に招待されました。
前作『ブラック・フォン』では、冴えないけど憎めないキャラを多く演じてきたイーサン・ホークがキャリア史上で最も不気味な連続殺人鬼グラバーを演じており、彼に命を奪われた少年達が断線した黒電話で伝えられるメッセージによって囚われた場所から脱出すると共に、グラバーを葬ったはずだった…一作で十分に完結している作品ではあるが、絶賛の評価を受け、まさかの続編の製作に至った。今回は、前作以上にサイキックなシチュエーションが満載の仕上げられている。まずは、死者となったグラバーからの怨念を帯びた黒電話からの着信によって始まる。ここから更なる只事でない事態を迎えようとしているのが伝わってくるが、不穏な空気感だけで、なかなかグラバーは登場しない。だが、確実に奴は近づいてきているのだ。前作では前作で殺人鬼に監禁されながらも生還した少年のフィニーが不思議な力を持つ妹グウェンの助けもあって生還した。今作では、グウェンが中心となってグラバーに対峙していく。悪夢に追い込まれていきながらも、自身と兄の苦しみを終わらせようと挑んでいくグウェンの姿は勇ましかった。されど、グラバーのトリッキーな追い込み方にも目を見張るものがあり、如何にして恐怖を終わらせることが出来るのか、最後まで見逃せない攻防も見せてくれる。まさか…の3作目があるとは言い切れないが、アメリカでの興行収入も良い推移なので期待しておこうか…
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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